8月の北海道旅行の4日目です。
この日は前日に続き留萌周辺に滞在、午後に出発し大阪へ帰りました。
4日目 8/17(木)
前日から留萌十字街のホテルに泊まっています。
この日は7時前に起床。ホテルの朝食を食べ出発。
今日は午前中、バスで旧増毛駅へ向かいます。昼に留萌を出発し、新千歳空港へ行き飛行機で大阪へ帰る予定です。
旧増毛駅へ
バスで旧増毛駅へ。乗車するのは昨日も利用した沿岸バスの留萌別苅線です。
留萌駅前へ行きコインロッカーに荷物を預け、バスを待ちます。留萌別苅線の8:00の便が元近鉄バスかもしれないと思い待ってみましたが、別車両だったので乗車はせず。
一方、留萌市内近郊線Aコースで元近鉄バス(旭川230 あ 106)が走っているのを見かけました。待っているバス停と反対側だったのでこちらも乗車はせず。
次のバスまで時間があるので、道の駅へ行き時間を潰しました。
沿岸バス 留萌別苅線 大別苅行き
留萌駅前9:50 → 旧増毛駅10:25頃
乗車車両: 旭川230 あ 402
再び留萌駅前へ。9:50発のバスに乗車。元近鉄バスではありませんでしたが(おそらく元東急バス)、時間的な都合で乗車。
車内は右側前方のノンステップ部分に、後部座席で使用する2人がけシートが何故か横向きで設置されていました。
海沿いの景色を見ながら旧増毛駅へ向かいます。
海にばかり目が行きますが、ふと反対側を見ると留萌本線の廃線跡が見えました(分かりにくいですが…)。
車内はお年寄り数人の他、観光マップを広げた観光客の姿も。
整理券。14……?
裏返すとちゃんと14になっていました。
増毛市街地。
30分ほどで旧増毛駅に到着。
旧増毛駅舎。
2016年の鉄道廃止後、(現役時末期には減築されていたものが)開業時の規模に復元されています。
駅舎内にはお土産屋や売店、休憩スペースが作られており、観光施設として整備されています。鉄道廃止後の方が立派になるというのが何とも…
留萌本線に関する展示パネルもありました。
外へ出てみます。天気は晴れていますがさほど暑くはありません。ただこのとき接近(というほどでもないですが)していた台風の影響か、風が強く感じました。
ホームや線路が保存されています。線路を挟んだ反対側には空き地が広がりますが、全盛期にはここに多数の貨物用側線がありました。
砂利の地面のホームが北海道らしいです。ホーム上のワンマンミラーが近代的な印象を受けます。
ホーム上より駅端方向を眺めた様子。
留萌方面。
線路上に立って撮影。廃線になっているためこのような構図で撮影ができます。
ここに車両が保存されていればさらに良いと思いましたが、冬の積雪もある中で車両を保存して維持するのは難しいでしょう。
旧増毛駅を色々と見たところで、再びバスで留萌へ戻ります。
沿岸バス 留萌別苅線 留萌市立病院行き
旧増毛駅11:00 → 留萌十字街11:30頃
乗車車両: 旭川230 あ 402
留萌別苅線に。行きと同じ車です(大別苅まで行った折り返し便)。
行きと同様に海沿いの道を走ります。
途中、留萌別苅線・別苅雄冬線の反対方向、雄冬行きの便に入る元近鉄バス(旭川230 あ 105)とすれ違いました。このバスの折り返し便にはこの後乗車する予定です。
約30分乗車し、留萌十字街で下車。
留萌にて
留萌十字街バス停の近くには沿岸バスの留萌営業所があります。敷地外から見てみることにしました。
留萌営業所(※敷地外から撮影)。
元近鉄バスのブルーリボンシティ(旭川230 あ 106)を見かけました。
左に見切れているブルーリボンシティ(2枚上の画像でも右奥に写る 旭川230 あ 301)は、側面表示が前扉直後で屋根上に通風器もあるため近鉄以外から来たと思われます。
(2024.08.18追記)
上写真の旭川230あ106は、2024年3月に除籍となっています(3日目の記事参照)。
その後道の駅るもいへ。
昼食ににしんそばを食べました。
帰り・新千歳空港へ
留萌を後にし、大阪へと戻ります。高速バスとJR線で新千歳空港へ向かいます。
札幌までは沿岸バスの高速バス "はぼろ号" に乗車します。北海道北部の豊富(とよとみ)と札幌とを、天塩、羽幌、留萌などを経由して結ぶ高速乗合バスです。
関連リンク: 沿岸バス公式サイト はぼろ号
www.engan-bus.co.jp
留萌駅前は通らないため、最寄りの元川町バス停から乗車します。このバス停は留萌駅前から約1.5km離れた場所にありますが、予め調べたところちょうど良い時間に沿岸バスの一般路線があったため、それに乗ることにしました。
留萌駅前へ行き、コインロッカーから荷物を取り出し、バスに乗車します。
留萌別苅線の留萌市立病院行き。13:14頃留萌駅前発。車両は予想通り、先ほどすれ違った元近鉄バス(旭川230 あ 105)です。ちなみに昨日留萌駅前~雄冬間で乗ったものと同ナンバーです。
車内は(昨日も乗車しましたが)近鉄バスそのままです。旅行の終わりに再び元近鉄バスに乗ることができました。
車内の座席モケット
なおこのバスは、昨日3日目で乗車したものと同時刻の便です。もしかすると、この便は元近鉄バスが運用に入ることが多い、もしくは固定運用?なのかもしれません。
留萌市立病院10:35→留萌駅前10:45→大別苅11:28着,11:30発→雄冬11:55着
雄冬12:05→大別苅12:22着,12:25発→留萌駅前13:10→留萌市立病院13:25着
(2024.08.18追記)
3日目の記事で書いていますが、元近鉄バスの内旭川230あ105,106は2024年3月に除籍となっています。そのため上記の元近鉄バス車の運用は変わっている可能性があります。
13:20頃、元川町バス停に到着。ここで高速バスを待ちます。
沿岸バス 特急はぼろ号 札幌駅バスターミナル行き
元川町13:35頃→札幌駅バスターミナル15:52頃
乗車車両: 旭川230 あ 398
はぼろ号に乗車。既に書いている通り、留萌駅前を通らないため少々不便です。
車両は高速バスタイプ、トイレ付き。全席指定席。乗客は多かったものの、隣は空席でした。
車内
外を見る
車窓
外の景色は北海道らしい田園風景です。廃線になった留萌本線の線路(沼田以南では昨日乗車した現役の線路、駅)も見えました。
途中砂川SAで開放休憩がありました。
何となく撮ったバスの車体側面。
再び出発、田園風景の中を走ります。
札幌へ近づき、建物が増えてきました。
札幌市街へ入りました。ビルが立ち並ぶ都会の風景です。
乗車から2時間ほどで、15:52頃に札幌駅バスターミナル到着。
札幌駅前にあり多数のバス路線が発着する札幌駅バスターミナル。
北海道新幹線の札幌延伸工事のため、この旅行の後、2023年9月末で閉鎖されました。
バスターミナル内は押しボタン式信号と遮断機のある横断歩道が特徴的でした。
札幌駅ビル。
ここからJRで新千歳空港へ向かいます。
JR 快速エアポート164号 新千歳空港行き
札幌16:23 → 新千歳空港17:02
乗車車両: サハ721-3102
札幌から快速エアポートに乗車。
座れましたが車内は混雑していて、立客が多数。確実に座って快適に移動するには指定席のuシートを利用するのも良いかもしれません。
車両は3扉でデッキ付き、座席は関西の快速・新快速や私鉄の特急でもよく見かける転換クロスシートです。
16:23札幌発。疲れたので途中はうとうと。
外の景色
北広島で乗客が多数下車し、車内は空いてきました。空港へ行く人ばかりが利用する訳ではないようです。
札幌から約40分で、17:02に新千歳空港着。
車内
北海道の大きさを示す有名な(?)地図
飛行機で大阪へ
新千歳空港から飛行機で大阪へ帰ります。
飛行機の利用は久しぶりです。前回が2015年の北海道旅行の帰りなので、8年ぶりになります。
空港の売店でお土産を購入した後、搭乗手続き。
チェックインは予めスマホで行っており、手荷物を預けた後保安検査場へ。ただ空港内の検査場の場所が分からず手間取り、締切時間まであと10分を切っている中で慌てて向かうことに。
全日空 780便 伊丹行き
新千歳空港18:00 → 伊丹空港19:50
機体など: 詳細不明(ボーイング787)
飛行機には無事搭乗。
久々に利用する飛行機ですが、前後の座席の間隔が(普段乗車する新幹線と比べて)狭く感じました。
長い間飛行機を使わず自分が感覚を忘れたのか、乗らない間に機種が変わるなどして狭くなったのかは分かりませんが…
また今回取った座席は3列席の真ん中ですが、この席は景色も見えず、通路へも出づらいため良いことがありません。予約時は中央席と通路側が空席でしたが、なぜこの席にしたのか、当時の自分の判断が本当に謎です。
窓の方を見るとブラインドは無く、下には謎のボタンがありました。
窓に偏光板でも入っていてボタン操作で明るさを調節するのだろうか… と思いましたが、旅行後に調べたところ、偏光板ではなく窓に組み込まれた特殊な材料に電気を流すことで明るさを調節する仕組みのようです。
関連リンク:
trafficnews.jp
また記事の内容より、搭乗した機体はボーイング787と分かります。
定刻通り18:00に新千歳空港を出発。大阪までは1時間50分。
飛行中はネットが繋がらなかったので旅行の記録を手帳に書くなどしましたが、それも終わると暇に。通路側の人(高校生?)は数学の問題集を解いていました。自分の高校時代を少し思い出したり…
耳が痛くなるので機内販売でりんごジュースを頼みました。
大阪に近づき着陸態勢に。しかし大都会大阪の街の灯りは全く見えず、外は真っ暗。そんな中機体が振動し着陸したと分かりました。
ただ着陸後も全く明かりが見えません。そんな事あるか…? 通路側の隣の人も不思議そうに外を見ています(そらそうなる)。
ここで私はようやく気が付きましたが、窓際の人が窓を遮光モードにしていたようです。
色々ありましたが、予定通り19:50に伊丹空港着。飛行機から降りるときに機内前方のプレミアム席が見えましたが、広々・ゆったりしていて良いと思いました。
国際線の発着しない大阪国際空港
伊丹空港、利用するのは8年ぶりです。リニューアルが行われたらしく、空港内は雰囲気が変わっていました。
荷物を受け取り空港を出ます。
伊丹空港からモノレールに。通勤で毎日乗っているので一気に日常に戻ってきた感じがします。
こうして8/17の夜に帰宅。3泊4日の旅行を終えて無事に戻ってきました。
ということで
今回は8年ぶりに北海道へ行きました。新幹線乗り継ぎで向かい、北海道新幹線には初めて乗車しました。現地では長距離特急に乗り稚内、宗谷岬へ行った他、留萌では沿岸バスの元近鉄バスに乗りました。
遠いため費用もかかりましたが、運休等のトラブルも無く無事に行くことができ、目的のバス車両にも乗車できたため良かったと思います。
北海道はまた行きたいなぁ… と。今度行くとしたら網走、根室といった辺りでしょうか。その前に山口(中国JRバス光地区 乗り納め)、山陰地方(紫やくも乗車)、熊本(市電、バス)等、行きたい場所があるのでそちらが先になると思いますが…
<メモ>
2024.08.18 沿岸バスの元近鉄バスの内、旭川230あ105,106が2024年3月に除籍となったことを追記。