中国ジェイアールバスのエアロスターMに乗るため3月に山口・広島へ行きました。
1日目 3/10(金)
朝自宅を出発して新幹線に。徳山・光へ向かいます。
新幹線 さくら543号
新大阪6:50→徳山8:43
乗車車両: 787-7013(N700系8両編成)
さくらに乗車。車内はそれなりに乗客がいて、座席が7~8割埋まるくらい。
6:50に新大阪を出発。車内で朝食の菓子パンを摂ります(朝が早いので時間節約のため)。
(注)中国JRバスは2024年3月末をもって光市・下松市から撤退しています。本記事の内容は旅行時の2023年3月時点でのものです。
また記事中で触れるエアロスターMも、この旅行の数ヶ月後に廃車となっており現存しません。
スマホで中国ジェイアールバスのバスロケを確認。
中国ジェイアールバスのツーステップ車の運用については、広島都市圏バスロケサイトの "くるけん" で確認ができます。
kuruken.jp
上のリンク先でバス停名を入力してのりばを選択すると、発車する便の一覧が表示されます。ワンステ/ノンステの文字と車椅子マークが表示されますが、その表示のないものがツーステップ車です(今回訪問する周防管内の場合、ツーステップ車はエアロスターMの534-6959のみなので、表示なし=エアロMとなる)。
※運用未確定で表示なしとなっている場合も多々あるため、発車時刻が近づくまで何度かページ更新をして確認する必要があります。
途中の景色
福山から通路側座席に人が来ました。新幹線で隣に人が来るのは結構久しぶりだなぁ… と。
徳山到着前に再びバスロケを確認すると、昼間はツーステップ車(=目当てのエアロスターM) の運用がないと判明しました。
8:43徳山で下車。
元々はここから山陽本線で光へ向かうつもりでしたが、ツーステップ車の運用が無いため予定を変更。とりあえず徳山で防長バスに乗ることにしました。
徳山で
コインロッカーに荷物を預けて徳山駅前へ。徳山駅新幹線口のICOCA対応コインロッカーも何度使ったことか…
何度も訪問していて見慣れた光景です(ただし今回のメインの目的地ではない)。
駅前で撮ったバス
しばらくすると、近鉄RJの1115を見かけました。この車は元鳥飼1207(おそらく)なので乗車することに。
防長バス [43] 秋月ニュータウン下経由 下松駅北口行き
徳山駅前9:45→下松駅北口10:40頃
乗車車両: 山口200か1115(元近鉄RJ)
※写真は下松駅北口下車後に撮影
近鉄時代(2017年)
元近鉄バスのRJ。サイドミラーの反射テープの位置からおそらく元鳥飼の1207です。
※詳細はこちらの記事参照(去年夏の旅行)↓
bontan6858.hatenablog.com
9:45徳山駅前発。
車内のステッカーには “扉が開いてから席を立って下さい 近鉄バス” の文字がそのまま残っていました。移籍元を隠す気すらありません。
徳山駅前~下松駅北口というと、バイパス経由または中央線経由で結ぶ周南管内の主要路線(主に大型車で運行)が思い浮かびますが、この路線はそれとは異なり北へ向かって住宅地を経由し遠回りする路線です。丘陵地の団地やニュータウンを通ります。
大阪の茨木を走っていたバスが今こんなところを走っているのか… と思いました。ただ丘陵地の住宅街なのでその意味では大きく変わらない気もします。
外の景色を見ながら、"(茨木に住んでいた頃)このバスで家に帰ったりしたなぁ…" と大阪で乗った頃を思い出しました。
1時間弱かかり10:40頃に下松駅北口到着。徳山駅前から通しで乗っていた乗客は自分だけでした(当たり前)。
JR山陽本線 下関行き
下松11:44→徳山11:52
乗車車両: クハ115-3014
ここから山陽本線で徳山に戻ります。更新されつつある?広島地区の接近メロディは健在でした。
駅にあった3/18のダイヤ改正の告知。
駅のホーム。ここだけ屋根がありません。下松駅は何度か利用していますが初めて気が付きました。何故なんでしょうね…
下関行きに乗車。黄色い115系。
11:44下松発。
車内の窓枠には “昭和○○年 ○○××(人の名前)” 等の落書きがありました。当時の高校生でしょう。しょうもない落書きですが、歴史が刻まれています(もちろん公共物への落書きは良くないですが)。
11:52徳山に到着。
防長バス [12] 快速 岩国駅前行き
徳山駅前12:30→末武12:48頃
乗車車両: 山口200か358(エアロミディ)
徳山駅前ロータリーにいるとエアロミディが来たので乗車することに。快速の岩国行き。
初期型で後輪が後ろ寄りの通称ダックスフンド。徳山初訪問時(2017年)から走っていて馴染みのある車両ですが、年式的に先は長くないでしょう(廃車も出ています)。これが最後の乗車かもしれません。
この岩国行きは所要時間が2時間近くかかる長距離路線で、2年前の秋にも乗車しました(そのときの車両もエアロミディだったが幕車の119(廃車済み))。
流石に岩国まで乗車するのは時間もかかりますし疲れるので、途中まで乗ることに。
12:30徳山駅前を出発。
乗車していると、揺れで車両の内装がガタピシとかなり大きな音を立てていました。近鉄バスのHRでもそうですが、中型ロング車やホイールベースの長い車に共通することでしょう(車両が古いという点もあるかもしれない)。
20分弱乗車し、末武で下車。徳山駅へ戻ります。
末武。何の変哲もない普通のバス停です(①とあるのは方面別に乗り場が複数あるため)。
標柱は山口や広島、島根などでお馴染みの中国地方共通バス停です。
防長バス [100] 徳山駅前行き
末武13:03頃→徳山駅前13:20過ぎ頃
乗車車両: 山口200か1141(元近鉄ブルーリボンシティ)
※写真は2022年8月撮影
徳山駅へと戻ります。乗車した系統は徳山駅前~下松駅北口を中央線経由で結ぶ主要路線です(前述のRJ乗車時に触れた路線)。
近鉄バスのブルーリボンシティ。座席モケットは2001年式の一部で採用されていた柄です。
イメージ。こんな柄でした(※画像は2017年に近鉄バス6121で撮影のもの)
それにしても、現金でバスに乗るのは慣れません。
整理券を取り、運賃表を見て小銭を用意(特に防長バスは公式HPに運賃表が無い →現在は公式HPの経路検索から運賃が確認できます)、場合によっては両替をする…
バスに乗るのが好きでも普段はICカード利用なので手間取ります(→この訪問の後、防長バスは2023年3月25日から周南エリア等で、2024年2月23日から全路線でICOCA利用可能になりました)。
徳山駅前で下車。左がここまで乗車した1141、右がこの後乗車する1104。
防長バス [51] 上本城行き
徳山駅前13:30→上本城13:55過ぎ頃
乗車車両: 山口200か1104(元近鉄エルガミオ)
※画像は2022年撮影
再び防長バスに乗ります。この日はバスに乗ってばかりですが…
上本城行きの近鉄エルガミオ(2001年式)。これもエアロミディのダックスフンドと同様、年式的に先が長くないであろう車両です。徳山初訪問時から走っていて、この地区における防長バスの代表車両というイメージです。
路線は山間部の険しい道を通って田舎へと向かいます。大阪の都会を走っていたバスがこんなところを走っているのか… と思いました。
※画像は2021年10月に(同じ1104に)乗車した時のもの
車内は旧デザインの座席モケットが懐かしく感じます。ただしこの車両は近鉄時代に乗車したことはありません。
30分弱で終点の上本城に到着。この場所は初めて訪れます。観光名所も特にない田舎の風景です。
“上本城” というバス停名ですが、近くに城があるわけではないようです。
バス停位置↓
www.google.co.jp
なお折り返しのバスですぐ帰る手もありましたが、 “そういえば僕のバス旅は終点で降りてもすぐ折り返しのバスに乗車して、周りを歩くことがあまり無いな” と思ったため、バス停周辺を歩いて1本後のバスまでしばらく時間をつぶすことにしました。
近くにあったタクシーの営業所(有限会社須々万タクシー)。味のある雰囲気です。
その他はごく普通の田舎の風景。
石州瓦の民家が山口らしいです。
途中見かけた定食屋でラーメンを食べました。時刻は14時半頃、遅めの昼食です。
昼食を食べると帰りのバスにちょうど良い時間となりました。
防長バス [140] 徳山駅前行き
桜久保15:12頃→徳山駅前15:35頃
乗車車両: 山口200か1095(元近鉄エルガミオ)
近くのバス停から帰りのバスに乗車。
これも近鉄エルガミオの1095。車内は大阪バス協会の “急停車にご注意!” のコアラのステッカーが残っていました。
懐かしいこのステッカーを眺めながら、このバスは大阪・山口で長い間走ったのか… 先は長くないのか… と。
15:35頃に徳山駅へ到着。
エアロミディ(ダックスフンド)も近鉄エルガミオも、これが最後の乗車かもしれません。(前述のように)2017年の徳山初訪問時から見ており馴染みのあった車両です。今までありがとう、お疲れ様でした、と言いたいです。
(2024.08.18追記)
エアロミディのダックスフンド(KK-MJ)は2024年2月時点で、358(周南),365(平生),367(防府)の3台が残存しています(その他特定用で395(周南)が在籍)。
また近鉄エルガミオについては、2024年2月時点で1104の1台のみが残存しています。
(いずれもバスラマインターナショナル2024年5月号 防長交通/防長観光バス 在籍車両一覧(P.88-89) より)
その後は中国ジェイアールバスのバスロケを確認しながら、駅前でしばらく防長バスを撮影。夕方以降も中国ジェイアールバスのツーステップ車は運用なしと判明しました。
今思えばなぜこの1日目で光のJRバスに乗らなかったのだろう… となりますが、この時点ではJRバスのワンステ/ノンステ車にはそこまで興味が無かったのと、JRバスは2日目で存分に乗る予定だったのだと思います。
快速岩国行きのレインボーⅡ(昼間も乗った路線。車両は違いますが)
現行レインボー。最近入った車は側面(とリア)のBOCHO BUS ロゴが省略。あのロゴが好きなので個人的には少々残念。
ブリヂストン広告のHR。前面に社章付き。
徳山動物園広告の付いたHR。新ゾウ舎が出来たそうです。
徳山動物園ラッピングのエアロミディ。
近鉄RJ。ナンバーから鳥飼の1208を連想してしまいますが、この車は2003年式のため異なります。
レインボーⅡ。2台仲良く。
光へ
JR 山陽本線 岩国行き
徳山17:38→光17:51
乗車車両: モハ226-53
この日泊まる宿が光なので、山陽本線で光へ。
徳山始発の岩国行き、227系です。
車内は混雑していて、(115系は4両なのに対して)乗車している227系は3両だからか… と一瞬思いましたが、単に平日の夕方だからでしょう。
下松〜光間では海が見えました。
光に到着。通勤通学客が多く下車していきました。
光駅の駅舎。壁に虹のイラストがデザインされています。光は初めて訪れるのに、テレビで見た記憶があります(おそらくニュースの映像かソフトバンクのCM)。
この日宿泊するホテル(光第一ホテル)へ行きチェックイン。コンビニで夕食とお菓子を調達。
夕食・入浴後、中国ジェイアールバスの時刻表を眺めて運用を推測したりしました。
今日は中国ジェイアールバスに乗るはずが、何故か防長バスに乗る一日となりました。
明日中国ジェイアールバスのエアロMが動くことを期待して、2日目へ続きます。
<メモ>
2024.08.18 記事中ほど、防長バス公式HPの経路検索で運賃の確認が可能に、ICOCAが全路線で使用可能になったことを追記。
防長バスのエアロミディ(ダックスフンド KK-MJ)と近鉄エルガミオについて、バスラマインターナショナルの情報を元に2024年2月時点での現況を追記。