青リボン6858のブログ

鉄道、バス その他

2024.11 山口(2日目)

11月の山口旅行の2日目です。

この日は防府、光などでJRバス、防長バスに乗車した他、徳山では自動運転バスにも乗りました。

1日目↓
bontan6858.hatenablog.com

 

2日目 11/10(日)

前日より防府のホテルアルファーワンに泊まっています。この日は6時過ぎに起床。


6時半過ぎに朝食バイキングへ。早朝ですが思いのほか混雑していました。利用者の中には出張風の人も。

ホテルアルファーワンは基本的に朝食別料金というのが特徴ですが、防府については無料でした。

その後ホテルを出発。チェックアウト時にはメモリアル抽選会がありました。週末の宿泊時に行われている抽選会で、ホテルアルファーワンの特徴の一つです。
Memorial=記念物、記念碑、記念の、追悼の… 等の意味なので、どこにメモリアル要素があるのか分かりませんが…

タブレット端末でスロットの画面を操作、飴を貰いました。金券などが当たる場合もあるようです。


そしてこれはロビーから見た1階の入口。

入口から入ったところで何故か床が数段低くなっています。ホテルアルファーワンに共通する謎構造です。

今回の旅行ではホテルアルファーワン防府に宿泊したので、山口県内のアルファーワンはロードサイド型の山口インターを除いて全店宿泊したことになります(岩国、徳山、防府、小郡)

アルファーワンはいずれ(他県も含めて)全店制覇しようと思います。

 

JRバスに


朝の防府駅

ここからJRバス中国の防長線で山口駅へ向かいます。

この路線は1931年に当時の省営バスが三田尻(現 防府)~山口間を結ぶ三山線として運行を開始したもので、日本全国のJRバス路線の内、現存するものとしては最も古い路線です(省営バス第一号は1930年開業の岡崎~多治見間の路線(岡多線)でしたが、2010年に廃止)。

(鈴木文彦著  "日本のバス 100余年の歩みとこれから" (鉄道ジャーナル社、2013年) (P.99-100) より)



バスは山口駅、県庁前、湯田温泉経由の山口大学行き。車はエアロスターノンステップ(山口200か1336, 534-22904)

7:30防府駅を出発。車内は日曜日の朝とあってか空いていました。

エアロスターのATなので、走行音は大阪の阪急バスで聞き慣れたものです。

なおJRバス中国は、2024年9月に社名が中国ジェイアールバスから変更となっていますが、車体の表記は以前より "JRバス中国" であったため、社名が変わったという実感は正直あまりありません。


防府市街地を抜けると郊外、田舎の風景。特にこれといった特徴はありませんが、これがJRバスの現存するもので最も歴史がある路線なのか… と思いながら外を眺めました。

途中山口IC付近では(バス自体は一般道を走行)、ホテルアルファーワン山口インターが見えました。ロードサイド型ですが近くにバス停があるようなので、車を運転しない私でも宿泊しようと思えば使えそうではあります。


山口市街地へ入りました。


防府駅から40分弱、8:07頃山口駅に到着。


JR山口駅

山口市を代表する駅ですが、地方交通線山口線のみが乗り入れています。JRの鉄道路線がある46都道府県の内、県庁所在地の中心駅に幹線が乗り入れていないのは山口県のみです。


JRバスの窓口もあります(朝のため閉まっていましたが)


山口の伝統工芸品 大内人形。


(※画像クリックで拡大)
駅周辺の観光案内板。


駅改札。ICOCAの読み取り機が設置されています。山口線山口駅湯田温泉駅ではICOCAが利用できます。

 

山口線山陽本線

ここからは山口線山陽本線で光へ向かいます。

山口線 新山口行き
山口8:31→新山口8:57
乗車車両:  キハ47-1061



レトロ調の駅名標と共に


車内

山口線に乗車。この駅始発の新山口行き。車両はキハ40系の4両。ボックス席を確保。

8:31山口発。聞き慣れたディーゼルの音が聞こえます。


山口市郊外を進んでいきます。


新山口到着手前、車両基地に留まっていた車両。


山口から30分弱、8:57に新山口到着。

到着直前、駅前バスターミナルに防長バス山口市営バス復刻塗装車が停まっているのが見えたため、下車後改札を出て急遽撮影することにしました。


バスターミナルで撮影した復刻塗装車。
思い切り逆光ですが、この車は今まで全く未撮影だったため一応記録できたということで…

元々山口市では公営バスとして山口市営バスが運行されていましたが、1999年に事業を終了、路線は防長バスへ移管となりました。復刻塗装車はその山口市営バスの塗装をデザインしたものです。


山陽本線 岩国行き
新山口9:24→光10:24
乗車車両:  モハ114-3007


山陽本線で東へ向かいます。115系の3000番台。海側の窓際席を確保しました。

9:24新山口発。


車内。


田園風景の中を進んでいきます。


防府付近で。高架線から見えた工場と市街地の街並み。




途中富海付近では海も見えます。これまでの旅行で何度も見ていますが、綺麗な景色です。


下松~光間では再び海が見えます。


新山口から1時間で10:24、光に到着。

 

光で

光駅のコインロッカーに荷物を預け、ここから室積公園口行きのバスに乗車します。

光駅~室積公園口(・光総合病院~室積公園口 ほか)の路線は元々中国JRバスが運行していましたが、赤字により2024年3月末で撤退、現在は防長バスが引き継いでいます。

光のJRバスはこれまで何度か乗車しており、去年(2023年)3月4月5月エアロスターM狙いで訪問、今年(2024年)3月にも撤退前の乗り納めに行きました。今回、防長バスへの引き継ぎ後は初の乗車です。

光のJRバスについて、路線開設から2024年の撤退・防長への引き継ぎについては以下の2024年3月の旅行記事で簡単にまとめています↓
bontan6858.hatenablog.com

また以下のKRY山口放送公式ニュースの動画において、防長バスが地域の生活の足を守るため、運転手不足・2024年問題の中、様々な工夫をし光市のJRバス路線を引き継いだ点がまとめられています。

www.youtube.com

 

光駅前へ。




近鉄バスブルーリボンシティが待機していました(山口200か1106)。長尺車なので、ラッシュ時の混雑対策でこの車にしているのでしょう。

今更気づきましたが、光駅の駅舎に虹のイラストが描かれているのは駅所在地が “虹ヶ浜” だからなのでしょう。



10:55光駅発。

光市街地~郊外を進んでいきます。


途中で渡る島田川

橋の欄干と重なっていて非常に見づらいですが、川には水道管(もしくはガス管か何か)の通る鉄橋があります(橋脚が何本も立っているのが分かるかと思います)。

この鉄橋はかつて戦時中に海軍工廠への専用線として使用されていたものです。

先ほどリンクを載せた2024年3月の旅行記事でも触れていますが、光のJRバスは元々戦時中に光海軍工廠への従業員輸送として運行を開始したものです。今乗っている路線バスとこの鉄橋は、決して無関係ではありません。

海軍工廠専用線について詳しくまとめられている個人ブログがあったので、リンクを貼っておきます↓
ameblo.jp

なお光海軍工廠の跡地は現在、新日鐵住金光鋼管工場、武田薬品光工場になっています。

乗車していると、利用者は数人。途中1人になることも。休日の昼間とはいえ、これでは厳しいものがあると思います。

さて車内に目を向けると、この車は2001年式。 “急停車にご注意” の文字とコアラのイラストが描かれたステッカー、 “シルバーシート” の表示、車内ドア上の細かなステッカーなど、近鉄バスの面影があり懐かしく思います。



11:19頃、室積公園口に到着。


室積公園口で折り返し停車中のバス。


2023年5月に同じ場所で撮影した画像。当時はエアロスターMが走っていました。

バス停近くの岸壁へ。





過去の訪問でも見ていますが、綺麗な景色です。潮の匂いも感じられます。


バス停近くにある普賢寺と、折り返しで待機中のバス。



再びバスに。折り返しの同じ車です。

11:40室積公園口発。


光市の郊外~市街地を進み、12:01頃光駅に到着。
※画像クリックで拡大。側面窓ガラスに "急停車にご注意" のコアラのステッカーがあるのが分かるかと思います。


到着後、バスはしばらく待機していたので撮影。



前面。


中ドア付近。入口表記のステッカーや "危険物持ち込み禁止" 表示、乗務員インターホンの表示はおそらく近鉄バス時代のままですね…


後ろ。

近鉄バスブルーリボンシティに乗降中表示器なんて付いていたかな… と思いましたが、どうやら2001年式までは設置されていたようです(今更知った)。


写真を撮っていると、コミュニティバスのひかりぐるりんバスが到着しました。元々は中国JRバス子会社の西日本バスネットサービスが運行していましたが、JRバスと同様に2024年3月末で撤退、周南近鉄タクシーが引き継いだものです。

この後は光駅近くの中国JRバス周防営業所があった場所を見に行きました。




※いずれも敷地外から撮影

元JRバス周防営業所は、株式会社アサヒ観光の周防営業所になっていました。アサヒ観光は、中国JRバスが運行していた山口大学附属小学校のスクールバスを引き継いだ貸切バス会社です。


敷地の一部は車両がいなくなり、ロープで閉鎖されていました。これから土地の売却でも行うのでしょうか…?

光駅に戻り、山陽本線に。


山陽本線 下関行き
光12:41 → 徳山12:55
乗車車両:  モハ114-3007


コインロッカーから荷物を取り出し、光駅から山陽本線で徳山に。

115系の3000番台。12:41光発。


約15分で12:55、徳山に到着。
ちびっ子が電車の写真を撮っていました。微笑ましい光景です。

 

徳山で

新幹線口コインロッカーに荷物を預け、駅前へ出ました。

コインロッカーに荷物を預け  ←このくだり毎回いる? と思われるかもしれませんが、このブログの旅行記事は自分自身が後で見て振り返りができるようにするのが主な目的です。
私の旅行はあちこち移動し続けて毎日宿泊地が変わる行程が大半で、大きな荷物をどうするかは旅行計画時に悩むところであり、今後の参考となるよう記載しています。



防長バスに乗車。粭島(すくもじま)行き。

粭島は徳山の沖合に浮かぶ島で、ふぐ(ふく)延縄漁発祥の地です。本土とは橋で繋がっています。

車は昨日もこの系統に入っていた黄色一色のHR7m車です(山口200か1225)

黄色一色、座席や内装が防長自社導入とは異なる、かといって近鉄バスはHR7mを導入していない… 出自が謎… と思っていましたが、どうやら元明光バスらしいです。

13:15徳山駅前発。乗客は自分1人。


徳山市街地やコンビナートの横を通り、櫛ヶ浜駅へ。その後は市街地を抜け海沿いを。


綺麗な海の景色が見えます。ただこの日は微妙な天気… 晴れていればもっと良かったかもしれません。



この付近には日本精蝋の工場もあります。綺麗な海の景色と、要塞のような工場のプラントが見える独特の景色です。



海沿いを進んでいきます。


生活道路も通っていきます。



徳山から30分ほどで、13:51頃粭島に到着。乗客は終点まで自分1人でした。

外は小雨が降っていました。



バス停周辺は家屋が並んでいます。消防団の火の見やぐららしきものもあり良い雰囲気でした。



(※画像クリックで拡大)
海を見ると、岸壁で釣りをする人がいる一方、遠くには徳山のコンビナート群が見えます。綺麗な海と、遠目に工場が共存する独特の風景です。


ふぐ延縄漁発祥の地とあって、色々な海産物が獲れる場所なのでしょう。このような注意書きもありました。


再びバスで戻ります。

14:05粭島発。


工場のプラント。




行きと同じく海沿いの道を通っていきます。


櫛ヶ浜駅


30分ほどで、14:40頃徳山駅前に到着。復路も乗客はずっと自分1人。

到着後、少しバスを撮影。


待機場で停車中の560。PA-KRのワンステップです。

一見すると普通のレインボーⅡに見えますが、防長バス自社導入のレインボーⅡは殆どがPDG- 以降(1灯ライト)のノンステップであるため、縦目4灯のこのタイプは実は少数派です。

なおバスコレ21弾ではPA-KRワンステップの514が模型化されていますが、実車の514は除籍済みです。


徳山駅前全体を。ちょい乗り100円バスの近鉄リエッセ、先ほど乗車した黄色一色のHR、防長自社カラーのレインボーⅡ… 色とりどりです。



■自動運転バスに

この後は周南市で実証運行中の自動運転バスに乗車しました。

周南市では山口県防長交通NTT西日本と連携し、徳山駅~徳山動物園の間で自動運転EVバスの実証運行を行っています(2024年11月1日~12月20日)。

周南市自動運転EVバス 実証運行 - 山口県周南市
www.city.shunan.lg.jp

以下のサイトでは、今回の自動運転について分かりやすくまとめられています。

(まとめ①) 気になる自動運転EVバス実証に関するアレコレ | デジテック for YAMAGUCHI 事務局

今回の自動運転について、走行速度(20km/h未満)や右左折の仕方など、(多くの人が抱くであろう)疑問点について分かりやすく解説されています。
note.com

(まとめ②) 周南自動運転EVバス実証に関する詳細情報 | デジテック for YAMAGUCHI 事務局

事業の概要や実施体制、利用者アンケート結果などが掲載されています。
note.com

 

自動運転の車というのは中々乗る機会がない(というより今まで乗ったことがない)ので、今回乗車することにしました。


徳山駅前に停車する自動運転バス。

今回乗車する周南市の自動運転バスは、曜日によって予約が必要な場合と不要な場合がありますが、この日(日曜日)は予約不要でした(というより予約不要な日を乗車日に選んだ)

小型で定員が9人なので、早めに駅前の乗り場へ向かいました。早速乗り場のスタッフの方から案内があり、パンフレットを受け取ってバスを待ちます。

利用者には家族連れも多く、子供にも人気のようでした。

15:10に徳山駅前を出発。案内スタッフの内1人は自動運転バスに乗車し、オペレーターとして一部運転操作を行います。

所要時間は片道約15~20分。バスは小型(乗用車と同じぐらい)。定員の9人が乗車するとやや窮屈な印象。

万が一に備えてシートベルト着用。停車・発進時に少し衝撃があります。

<自動運転について>(※主に復路でオペレーターの方から聞いた内容です)

バスは人工衛星による測位システム(GNSS: GPSより精度が高い)で現在位置を認識し、決められたルート上を走行します。速度は最大18km/h。

バスにはカメラ、レーダーが複数設置されていて周囲の障害物を認識します。相手側の障害物が停止している場合は、安全な距離(3m)を保って停止します(信号待ちで前方の車が停止している場合など)。


レーダーの検知状況などを表示する画面

右左折や合流時には一旦停止をし、オペレーターが周囲の安全を確認してからGOサインを出すことで発進します。

信号では赤信号・青信号関係なく一旦停止し、オペレーターが確認をしてGOサインを出し発進します。上にリンクを載せた解説サイトの記事によれば、信号の色をカメラで認識する、信号機と自動運転バスを連携させるという方法もあるそうですが、コストなどの関係から今回の実証運行は手動です。

信号のない横断歩道は徐行をして通過します。障害物(人)を検知すると止まりますが、その後のGOサインはオペレーターが出します。

右左折や合流時のGOサインを自動化するのは現状では厳しいと聞きました。

レーダー、カメラは障害物を認識しますが、それが "車なのか人なのか" は判断できないためだそうです。障害物(人や車)を具体的に認識できるようになれば、GOサインの自動化が可能になってくる、とのことです。


終点の徳山動物園南に到着。一般の路線バス(防長バスのちょい乗り100円バス)と並びました。せっかくの写真なのにピントが明後日に行ってしまっています。


車体の扉部分。山口県周南市防長交通NTT西日本の文字があります。MACNICA(マクニカ)は今回の自動運転バスを提供している神奈川県の専門商社です(車両はフランス製)。

これから復路の徳山駅前行きに再び乗車。乗客が自分1人だったため、オペレーターの方に色々質問ができました。

 



往復乗車し、徳山駅前まで戻りました。

ということで…  今回自動運転のバスに初めて乗車しました。現在位置を認識して予め決められたルートを走行し、センサーで障害物を検知し、公道上を走行するというものでした。

手動操作を行う場面が所々ありましたが、それだけ自動運転の技術は難しいのでしょう。

私は大学で機械工学をやっていて、ロボットを触る場面もありましたが、ロボットに人間の真似をさせるというのは結構難しかった記憶があります。

その上解説サイトの記事によれば、通常の人による自動車運転で多くの交通事故が発生しているので、そもそも人の行動を真似させるのが適切とも限らないようです。

よく自動運転でバス運転手不足の問題がすぐに解決できるかのような意見を見かけますが、疑問に思います。

自動運転はまだ開発途中のものです。新しい技術を開発して、実用化をするまでには時間がかかります。社会的要請が強まったからといって、都合よく実現が早まることはありません(予算を投入して開発環境を整備することは可能だと思いますが)

技術というのはそういうものだと思いますが、それで良いと思います。拙速を避けて、信頼できるものを作ることが重要だと思います。

自動運転は現状では難しいですが、実現のために関係者が様々な苦労をしているのだと思います。

私は一時期、設計関係の仕事をしていましたが(こういった自動運転とは全く別の業種)、従来と少し形が違うものを作るだけでも中々上手くいかず苦労した記憶があります。
自動運転は今までにない "新しい技術" なので、関係者の苦労はこれとは比較にならないのだと思います。

そういった関係者の熱意と努力によって技術が進歩していき、新しいものが出来ると思うので、自動運転はいつか必ず実現するものだと思います。

そして、既に書いている通り今回の自動運転は防長交通も協力しています。防長交通は数年前にもワクチン接種バスを用意するなど、地域と積極的に連携をしている印象があります。


自動運転バスについての内容はこんな感じです。


この後16:00過ぎ、徳山駅コンコースの食堂で遅めの昼食。トンカツ定食は売り切れていたので肉うどんにしました。

 

再び徳山駅前へ。防長バスに乗車します。


近鉄バスエルガミオ(山口200か1104)が来たので乗車することに。

17:25徳山駅前発、中央線(県道347号)経由の下松駅北口行き。外は暗くなりかけています。


2018年2月

2001年式エルガミオ、この車は近鉄バス時代に乗ったことはありませんが、徳山で何度も見かけて乗車していたので馴染みがあります。徳山初訪問は2017年でしたがその時から走っています。

数台いた同型車の中でも1104は特に遭遇率が高い車でしたが、老朽化により今や防長の同型車はこれが最後の1台になっています(※旅行時の11月時点)

昔の近鉄バスを思い出す青紫系の座席が懐かしく思います。

乗車していると、初めて徳山へ来た頃を思い出しました。2017年で当時はまだ学生、今は2024年で7年が経ち、防長バスも徳山の駅前も自分の身の回りも大きく変わっています。

1104は屋根の塗装が一部剥がれて痛々しい姿になっていたので、乗車するのはこれがおそらく最後になるでしょう。


(※画像クリックで拡大。青紫系のシートが特徴です)
徳山駅から約30分で、17:53頃下松駅北口に到着。外はすっかり暗くなっていて、雨も降っています。

この元近鉄バスエルガミオと、(1日目で乗った)防長自社導入のエアロミディMJ(ダックスフンド)は徳山初訪問時から走っており、この2種類は馴染みがある車です。

去年3月の旅行で乗車した際、 "乗車できるのはこれが最後かもしれない" と書きましたが、何だかんだ言って今回再び乗ることができました(エアロミディは去年3月の後5月にも乗車)

エアロミディMJは数台が残っているものの、エルガミオは残り1台のみです。特に後者に乗るのは今回が本当に最後になると思います。

さよなら1104、周南での防長バスの主力車両の一つとして何度も乗りました。

→この後2024年12月に1104は除籍となりました。

 

山陽本線 下関行き
下松18:13 → 徳山18:21
乗車車両:  モハ114-3005

下松から山陽本線に。115系の3000番台。

18:13下松発。外は暗いものの、2扉・転換クロスシートの内装、115系の走行音が楽しめます。


18:21に徳山到着。

徳山駅では到着メロディとして、1番線(山陽本線上り)では “ぞうさん” 、3,4番線(それぞれ岩徳線山陽本線下り)では “一年生になったら” が流れます。(※2番線は欠番でホーム自体が無い)

作詞者のまど・みちお徳山町(現周南市)出身であることにちなんでのもので、徳山駅の特徴です。これまでの旅行で何度も聞いているので、このメロディは馴染みがあります。


3,4番線。ホームを嵩上げしていない部分にディーゼルカーを停め、停車位置を分けることで1面のホームを電車・ディーゼルカーで共用しています。

これまでの徳山訪問でも見ていますが面白いと思います。



岩徳線ホームにはバイオディーゼル燃料で走行するディーゼルカーが停車していました。

次世代バイオディーゼル燃料を100%使用した営業列車の長期走行試験で、2025年1月まで運行予定となっています(→プレスリリース(※PDF))。

 

ホテルへ

コインロッカーから荷物を取り出し、宿泊するホテルサンルート徳山へ。

工業都市である徳山はビジネスホテルが多数立地し、東横インやアルファーワンなど使い慣れたホテルもあります。

ただ私は徳山駅周辺のビジネスホテルをいずれ全店制覇しようと思っているので、今回は宿泊したことのないサンルート徳山にしました。

サンルート徳山は市街地とは反対側の新幹線口にあります。



落ち着いた雰囲気のロビーにはソファーが置かれ、水槽で熱帯魚?が飼育されているなど高級志向というイメージがしました。


ホテルの部屋。



外の景色。海沿いのコンビナートも見えます。

夕食後、バスの時刻表などを見ながら明日の予定の変更をしました。滞在時間を長くするため、帰りの新幹線も1本遅いものに(運良く "さくら" の窓際の指定席に空きがありました)。

0:00頃?就寝。3日目に続きます。