青リボン6858のブログ

鉄道、バス その他

2024.03 山口(1日目)

2024年3月に2泊3日で山口へ行ったので、その記録です。


1日目 3/15(金)

朝自宅を出発して新幹線に。徳山・光へ向かいます。

新幹線 さくら543号
新大阪6:50 → 徳山8:41
乗車車両:  787-8502(N700系8両編成)


さくら543号に乗車。

今回の旅行の目的は光の中国JRバス乗車です。光のJRバスというと去年、エアロスターM狙いで3月4月5月と乗りに行きました。その過程でこの地区のJRバスには何度も乗車し興味が湧いてきました。

そして今回、光のJRバスが2024年3月末で撤退(※詳しくは後述)することになったため、その乗り納めとしてもう一度訪問することにしました。

1年前に行った場所へ再び行くことになったなぁ… と思いながら新幹線に乗車します。

この新大阪6:50発のさくらは徳山に停車するタイプで、到着時刻もそれなりに早いため時間を有効に使えます。1年前の旅行でも利用しました。

来たのは8000番台の九州車です。できれば西日本車でいい日旅立ちのチャイムが聞きたかった。


新大阪出発後の景色

6:50新大阪を出発。

車内放送では、列車の案内の他、明日のダイヤ改正の簡単な概要、みずほ・さくらの車内の喫煙ルームは明日のダイヤ改正で廃止するという案内もありました。今日で喫煙ルームは最後なのか… と。
ただ私は喫煙をしないので利用することはなく、また煙が周囲へと流れるので受動喫煙防止の観点からは廃止するのが今の流れでしょう。

車内で朝食の菓子パンを摂りました(朝が早いので時間節約のため)

その後は眠くなってうとうとしたり、外の景色を見るなどして時間を過ごしました。

 


新大阪から2時間弱で8:41、徳山に到着。平日ということもあってかスーツを着た多数の人が下車していきました。徳山はコンビナートが多数立ち並ぶ、ビジネス需要の多い駅です。まぁ平日の朝から徳山に遊びに行く人なんてほとんどいないでしょう。

徳山駅前へ。




親の顔より見た徳山駅もっと親の顔見ろ

今まで何度も利用した新幹線口のICOCA対応コインロッカーに荷物を預け、その後在来線への乗り換え時間があったため一旦駅前へ出てみました。

何度も来ている徳山駅を見ると、地元でも帰省先でもないのになぜか落ち着きます。

 

山陽本線 岩国行き
徳山9:17 → 光9:31
乗車車両:  モハ114-3513

山陽本線で光へ。115系の3500番台が来ました。元117系の数少ない生き残りです。短距離利用のためロングシートに。

9:17に徳山を出発。国鉄近郊型電車のモーター音が聞こえます。


海が見え、徳山から約15分で9:31光に到着。光駅の接近メロディは広島地区標準の爽やかなものから米子地区タイプのものに変わっていました。

光駅から中国JRバスに乗車します。

 

<光の中国JRバスについて>

ここで、光のJRバスについて触れておきます。
中国JRバスの正式な社名はカタカナ表記の "中国ジェイアールバス" ですが、本記事・本ブログでは字数節約のため "中国JRバス" と表記しています。

■歴史

光のJRバス(光・下松線)のルーツは、戦時中の1942年6月、海軍工廠への従業員輸送のため運行を開始した省営バスが始まりです(※下に載せる廃止報道リンク(日刊新周南 2023.08.09)より)

その後1949年の国鉄発足で国鉄バスに、国鉄の分割民営化で中国JRバスとなり(※)、計80年以上にわたって続いてきました。 
※本記事公開時点では、 "1987年の分割民営化で中国JRバスとなり…" と記載していましたがこれは不正確で、実際には1987年の民営化後一旦JR西日本の直営となり、1年後の1988年に中国JRバスが発足しています。

2023年時点では光市虹ヶ浜に周防営業所を構え、光・下松の一般路線の他、山口大学附属光小学校のスクールバス、子会社の西日本バスネットサービスによる光市コミュニティバス "ひかりぐるりんバス" を運行していました。

■個人的には

この地区のJRバスは去年(2023年)、エアロスターM狙いで何度も乗車しました。

去年1月、SNS上で中国JRバスエアロスターMの画像を見かけ、"これに乗りたい" と思い現地へ。最初の訪問は3月でしたが、古参車のため運悪く乗車が出来ず。それ以降、4月5月と再び訪問しました。

3回目の5月にしてようやく乗車ができた訳ですが、その過程で光のJRバスには何度も乗車しました。通学の高校生や地元の住民が多く利用する光景を見たほか、終点のバス停(室積公園口)を降りると綺麗な海が広がっていたのが印象的でした。

■廃止

こうして何度も乗車した光のJRバスですが、2024年3月末の廃止が決まりました。光・下松の一般路線の他、附属光小学校のスクールバス、コミュニティバスも廃止されることになりました。

地元紙(日刊新周南)のスクープ報道(2023.08.01)
【山口県】中国ジェイアールバス㈱ 公共交通計画推進に影響懸念 来年3月末で路線バス撤退か

中国JRバスの公式プレス(※PDF)
https://www.chugoku-jrbus.co.jp/news/pdf/20230807suou_discontinuance.pdf

中国JRバスの記者会見を受けての報道

NHK(2023.08.07)
中国ジェイアールバス 「光・下松線」来年3月末で廃止|NHK 山口県のニュース
日刊新周南(2023.08.09)
【光市】中国ジェイアールバス㈱ 付属光小スクールバス ぐるりんバスも廃止 周防営業所・来年3月末で業務閉鎖


公式プレスを見ると、廃止理由について

自治体からの補助金を活用しても赤字が継続していた
・それに加えコロナ禍で経営が悪化し、持続経営を目指す上での収支改善策の一つとして廃止を決めた

とあります。

さらに具体的な数値として報道(NHKの記事)を見ると、光・下松線の利用者は平成18年(2006年)度のおよそ55万人から、2022年度は28万人余りと17年で約半数に減少し、営業赤字も少なくとも20年続いている、とあります。

(去年5月の旅行記時の最後でも書きましたが)この地区のJRバスは通学の高校生を中心に多数の利用のあるイメージがありましたが、現実は厳しいようです。
それにしても、高度成長期または平成初期との比較ではなく、平成18年からの比較で利用者が半減とは… 中々厳しいものです。

■代替交通

廃止となるJRバスの路線は、防長バス周南近鉄タクシーが引き継ぐことになりました。

一般路線(光駅/光総合病院~室積公園口)は防長バスコミュニティバス(ひかりぐるりんバス)は周南近鉄タクシーの運行です。加えて防長バスは、JRバス撤退前から運行している既存路線(快速便 徳山~柳井線)の光市内の停留所を増やして対応するそうです。

これによりJRバス運行時よりも便数は減少しますが、代替交通は確保された形となります。※光駅~下松タウンセンターへの直通便は廃止

地元紙の報道(2023.12.06)
[光市議会]廃止JRバス代替に見通し 12月定例会開会・防長交通と周南近鉄タクシー運行へ

ダイヤ等の詳細(防長交通周南近鉄タクシー公表)(※PDF)
(光市内における路線バスの運行概要について(2024.03.08))
https://www.bochobus.co.jp/files/libs/5078/202403071839086122.pdf

この他、附属光小のスクールバスについては柳井市の貸切バス会社が引き継いだそうです。

 

JRバス乗車

旅行記事へ戻ります。
光駅を降り、早速JRバスに乗車しました。


JRバスは去年5月以来の乗車です。

光では1台しかないエアロスター 534-9974が来ました。この車は元々広島市内の観光ループバス "めいぷるーぷ" で使用されていた車両です。側面行先表示の位置が一般路線向けとは異なっている他、車内の床が茶色の木目調になっているなどの特徴があります。


534-9974 前面・左側面画像(2023年4月、室積公園口で)


(比較用) 山口支店 534-21906(2022年8月、防府駅で)

9:36光駅を出発。(このモデルのエアロスターは、4灯ライトの旧顔を含めてもっぱら阪急バスで乗ることが多かったため)個人的には阪急バスで聞き慣れた走行音です。国道188号を西へ走り、光市の中心市街地から郊外へと進んでいきます。

約25分で室積公園口に到着。


思い切り逆光ですが…  室積公園口到着後のバス。

なお今回の旅行から写真撮影にはデジタル一眼カメラを使用しています。(シャッタースピードの調整ができるため)バスの行先表示も切れずに写っています。感動。


後ろの画像。この車の後ろ側の画像はあまり出回っていない気がするので、参考資料に撮影。


斜め後ろから。※対向の歩道上から撮影
つばめのマークと "JRバス中国" の表記が良いですね。



バス停にあった掲示(JRバス廃止、防長バス路線新設等)。※クリックで拡大

下車後は近くの海を見に行きました。





綺麗な景色です。魚釣りをしている人もいます。満ち潮のため岸壁のすぐ近くまで水が来ていました。


1本後のバスまで時間があったので、近くの普賢寺を参拝しました。普賢寺は "海の菩薩" として昔から広い信仰を集めてきたそうです。

 

復路(バス)

再びバスに乗車します。下松タウンセンター行きです。

室積公園口から下松タウンセンターへの直通系統は、(前述のように)4月のJRバス撤退で廃止になります。この系統は下松駅~下松タウンセンター間が未乗車のため、今回乗ることにしました。


逆光ですが…  車はいすゞのワンステップ車 531-9918です。


つばめマークを真横から。


後ろからの画像。


バスに乗車します。光のJRバスの側面行先表示は、最終目的地を示すのみで経由地の表示が無く(光高校下経由など一部を除く)少々寂しい印象です。

11:10に室積公園口を出発。光駅、下松へと向かいます。

光駅で乗客のほとんどは下車。その後海岸沿いの道、日立の鉄道工場の横、下松駅を通っていきます。


光駅出発後しばらくして見える海沿いの景色

室積公園口から約45分で下松タウンセンターに到着。タウンセンターは賑わっており、ここからJRバスに乗る人もいました。


ド逆光ですが…  JRバスと防長バスの並び。

写真を撮影した後、バスに再び乗車。


12:08に下松タウンセンターを出発。行きと同じ下松駅、日立の工場、海岸沿いの道を走行します。


ピンボケしていますが…  日立の鉄道工場(日立製作所 笠戸事業所)。海外向けも含めて多くの鉄道車両がここで製造されています。普段利用している大阪モノレールの車両もここで造られているんだなぁ… と。

光駅の一つ先の虹ヶ浜一丁目で下車しました。

 

その後


昼食を摂るため近くにあるうどん屋のどんどんへ。山口へ来たからにはどんどんで昼を食べよう、と思ってのものです。いつの間にか料金が先払い制になっていたため戸惑った 

肉うどんを注文。頼んでから1,2分で来ました。

その後、近くにあるJRバスの周防営業所を見に行きました。
※画像いずれも敷地外から撮影


先ほど乗車したエアロスターが車庫で休憩していました。



手前から、エルガワンステの531-1962、531-3964、西日本バスネットサービスのエアロミディツーステップ(ひかりぐるりんバス予備車) 334-6955。

531-3964は今までの旅行で毎回乗車しており遭遇率の高い車でしたが、今回は車庫に駐まっていました。


西日本バスネットサービスのレインボーⅡ 337-4901。ひかりぐるりんバスは通常この車が使用されます。ぐるりんバスは便数が少ないので、運行のない時間帯は車庫で休んでいるようです。


附属光小スクールのエルガツーステップ。

どれも良い写真ではないですが…  周防営業所は前向きで車両を駐車しているためあまり良い写真が撮れません。


写真を撮っているとバスが入庫してきました。

 

バス撮影

この後は沿線でバス撮影に。

光~下松の一部区間(虹ヶ浜~魚ヶ辺)が海沿いの道を通るのでそこへ撮影に行きました。この場所では去年5月にもバス撮影をしています(失敗しましたが)

海のすぐそばを走るJRバス光・下松線らしい写真を撮影しました。


ただまぁ… バスが歪んだんでちょっと失敗ですかね…  構図は良かったんですが。

下松方面へのJRバスは便数が少なくこれが最終便だったため、撮り直しはできず。まぁこれで良いかと思い、撮影場所を後にしました。



それにしても光市は海が綺麗です。潮の匂いも感じられます。


去年5月の訪問時もそうでしたが、撮影場所付近では謎の護岸工事が行われています。奥に残る砂浜も埋め立てるのかもしれません。

徒歩で光駅へ戻りました。


エアロスターが停まっていました。


側面のつばめマーク。


後ろから。(テレビでなぜか見た記憶のある)虹のイラストが特徴の光駅に、白と青のJRバスが停まる光景も今月いっぱいです。

 

ひかりぐるりんバスに

光駅へ戻った後、コミュニティバスのひかりぐるりんバスに乗車してみました。中国JRバス子会社の西日本バスネットサービスが運行する光市のコミュニティバスです。

前述のように4月以降は周南近鉄タクシーの運行になります。


逆光ですが… 光駅で中国JRバス一般路線車と並ぶひかりぐるりんバス


光駅バスのりばに停車中のぐるりんバス

車は昼にも見た337-4901。バスは水色の車体で、前乗り前降り。運賃は1乗車200円でした(ICOCA非対応)。

15:45に光駅を出発。車内放送(自動)の声も中国JRバスとは異なっていました。コミュニティバスの割には車内に次停留所表示(次に停まるバス停名を表示する画面)がなく、少々不便な印象。

途中、車内放送で音楽が鳴りフリー乗降区間に入る旨の案内がありました。降りたい場所が近づくとボタンを押すらしいです。私は通常のバス停で降りましたが。

10分くらい乗車して降りました。乗車から下車まで乗客は自分1人。

 

JRバス乗車


※画像は去年5月撮影

再びJRバスに乗車します。531-3920、元国際興業のKL-エルガワンステップです。

屋根上のゼクセルクーラー、前面の色褪せた車いすステッカーが外観上の特徴です。側面表示は元々の中扉戸袋直前から中扉後ろに移設されています。その他(当然ですが)座席色などの内装仕様が中国JRバスとは異なります。

16:11に光駅を出発。V8エンジンの特徴的な音が聞こえます。

国道188号を東へ進み、約25分で室積公園口へ。


到着後のバスを対向から。

海を眺めます。





夕刻になり、昼間とは異なった印象です。

ここからの眺めは今まで何度も見た景色です。バスに乗るという目的で光へ来て、それがきっかけで縁も何もないこの場所の景色を何度も見ることになったのは不思議なものです。

帰りのバスまで時間があったので、ここでバス撮影をした他、しばらく海を見て過ごしました。




夕刻になり日が落ちてきました。とはいえ3月時点で18時を過ぎても空が明るく(3枚目)、山口は日が長い(日の入りが遅い)なぁ… と。


室積公園口バス停で出発待ちのバス。


後ろから。


室積公園口を出発する光駅行きのバス。ISO調整? 何それおいしいの? という感じの写真になりました。よく見ると後方に次発のバスが停まっています。

帰りのバスに乗車します。

帰りは区間便の室積折り返しのバスに乗車します。夕刻~夜に数本設定されている室積止め便ですが、バス停の近くに転回スペースが見当たらず、どのように折り返しをしているのか気になったためです。

室積公園口から室積バス停まで徒歩で移動。


19時過ぎ、すっかり暗くなっている中バスが来ました(画像奥が光駅方面)。


バスは国道188号線上の室積バス停(Y字路東側)に停車後、柳井方面(画像奥)へ走っていきました。しばらくすると方向転換を終えたバスが国道上を戻ってきて、室積バス停(光駅方面乗り場)に到着。

おそらく、国道上の柳井方面に転回スペースがあり折り返しをしている or 周辺の道路を利用して方向転換をしているのでしょう。手間をかけて見に行った割には結局どのように折り返しをしているのか分からず。

 

復路(バス)

折り返しの光駅行きに乗車。ノンステップ車の531-9910です。光の中国JRバスに乗るのはこれが最後になります。

19:11室積を出発。

乗車中、車内の前方に次々と表示されていくバス停名を見ていると、去年の3月、4月など、これまで乗った時のことを思い出しました。目当てのバスに乗れなかったり、その過程で地元の高校生が多く利用する光景を見てきました。


約20分で光駅に到着。

山陽本線で徳山へ向かいます。


光駅ホームにあった、室積方面のバスの乗り換え案内看板。国鉄(JR)バスが鉄道路線と一体で扱われていた頃の名残でしょう。

 

徳山へ

山陽本線 新山口行き
光19:39 → 徳山20:03頃(定刻19:54)
乗車車両:  モハ226-27

宿泊する宿のある徳山へ向かいます。新山口行き、227系。

19:39光を出発。櫛ヶ浜岩徳線の接続待ちをして遅れ。ここから先岩徳線山陽本線に合流するので、接続待ちをする意味がよく分かりませんでしたが…


20:03頃徳山に到着。乗っていた電車はここから先が信号トラブルで運転見合わせとなりました(その後数十分で運転再開)。


徳山駅前。照明で照らされる駅前図書館と噴水。


防長バスが停まっているのを見ると何となく安心感があります。

ホテルへ向かいます。



朝に撮影した画像より

宿泊する東横イン徳山駅北口へ。

東横インといえば既に徳山駅新幹線口がありますが、去年7月、在来線側(市街地側)に2店目となる徳山駅北口がオープンしました。新しく出来たので今回利用してみることに。

フロントには自動チェックイン機があり、スタッフの案内で操作をしてチェックイン。

ところで私は東横インの会員カードを持っているんですが、顔写真の撮り直しをしたいですね…  数年前に作成したものですが、旅行で一日中動き回った後のチェックイン時にその場で撮った写真なので、中々酷いものです。

ホテルは新しいため(当然ですが)室内は綺麗です。夕食を食べ、12時過ぎに就寝。

2日目に続きます。
bontan6858.hatenablog.com

<メモ>
2024.05.24  光の中国JRバスの歴史について訂正・追記 (国鉄→JRバスへの移行部分)