5月下旬の土曜日にDLやまぐち号へ乗りに日帰りで山口へ行きました。その記録です。
旅行前
(いきなりですが) 私はディーゼル機関車が好きです。重量感ある機関車がディーゼルエンジンで走るのは何となく恰好良いです。特にDD51などの朱色の凸型機はディーゼル機関車の代表格、というイメージです。
ただ2022年現在、日本でディーゼル機関車が牽引する列車はほとんどありません。ディーゼル機関車の列車に乗りたいと思っても中々そういう機会はありません。
そんな中、SLやまぐち号が蒸気機関車の炭水車の故障により、今年の5/04から5月末にかけてディーゼル機関車牽引になることが分かりました (→追記: 6,7月は運休、8月もディーゼル代走となります)。
(もちろん蒸気機関車も好きですが)、見方を変えれば今回の代走はディーゼル機関車、それもDD51牽引の列車に乗ることのできる貴重な機会です。
ということで山口行き決定。日程は5/21にしました。GWに萩へ行ったので5月で2回目の山口です。新幹線代も馬鹿にならないですが、次いつDD51牽引の列車に乗れるか分からない、これは緊急事態だと自分に言い聞かせて切符を予約。
出発
5/21(土) 朝に自宅を出発、新幹線で新山口へ向かいます。
新大阪駅で見た700系レールスターとN700系さくらの並び(乗車はしていない)。
新大阪からのぞみ77号に乗車。予約時に何を血迷ったか16号車の席を取っていたので、ホームの端までかなり歩きました。予約時は「編成の端だから空いているかな…」と思って取った気がします。
7:56新大阪発。
出発後、いい日旅立ちのチャイムが流れました。西日本車です。
そういえば東海道直通の16両編成で西日本車に当たるのは久しぶりか… と一瞬思いましたが、去年9月に500系団臨を撮りに西明石へ行ったときにN700Sの西車に乗ったので、そうでもなかったです。
新山口までの停車駅は新神戸、岡山、広島。
微妙な天気(写真は新倉敷付近)。大阪を出てからずっとこんな感じ。
と思っていたら広島辺りから晴れ間が広がってきました。
徳山通過。
防長バス目当てで何度も訪問しているので見慣れた光景です。
車窓から黄色いガードレールが見えて山口だなぁと思いながら、9:48新山口着。
降りた乗客の中に脚立を持ったオタクっぽい人がいました(左端に少し写っている)。やまぐち号を撮りに来た鉄道マニアなのか、それとも全く別の目的なのかは分かりませんが…
往路 やまぐち号
関連リンク: SLやまぐち号公式ホームページ
在来線改札へ。駅にはやまぐち号がディーゼル機関車代走であることを知らせる掲示があったほか、駅員さんが拡声器で案内していました。在来線への乗り継ぎ改札で切符に無効印を押してもらうときも、「やまぐち号ディーゼル機関車ですが大丈夫ですか?」と聞かれました。まさかディーゼル機関車目当てで来ている変わり者だとは思わないでしょう。
改札内から見た新山口駅前バス乗り場。防長バス(や宇部市営バス)が見えます。特に黄色と青の近鉄バス中古のブルーリボンシティは見慣れた姿です。
駅の電光掲示板。表示は「臨時快速」となっていました。その他構内放送では「DLやまぐち号」と案内されていました。
切符の券面→ SLやまぐち号
駅の電光掲示板→ 臨時快速
構内放送(、列車の車内放送)→ DLやまぐち号
という具合です。
やまぐち号の入線前に停まっていた山口線普通と特急スーパーおき。
10:28頃にやまぐち号が入線。車両基地のある東側から推進運転で入ってきました。
写真ボケてますが… こういう感じで展望デッキに前方確認の作業員が乗って入線してくるということで。
(※以下6枚 画像クリックで拡大)
先頭。下関総合車両所のDD51-1043です。
機関車に近づくとアイドリング中のエンジン音がよく聞こえました。迫力があります。
ところでこのDD51、側面のキャブの窓が一部塞がれています。こんな形態があるのか…
そういえば原色のDD51をこれほど間近で見るのは初めてな気がします(DD51牽引の列車なら昔トワイライトに乗ったことがありますが)。
客車は旧型客車を復刻した35系4000番台。
見た目は旧型客車なのに転落防止幌… この時点でもう面白いんですが。
側面。津和野⇔新山口のサボが良い感じです。
表記類。旧型の雰囲気の客車に「新潟トランシス」のカタカナが印象的です。
普通車の車内。SL全盛期をイメージしたという内装です。
車内チャイムはハイケンスのセレナーデ。旧型客車で流れていたのかは知りませんが…
この音楽は久しぶりに聞きました。ただオルゴール調で、以前ブルートレインで聞いたものとは雰囲気が異なります。
見た目は旧型客車ながら車内設備は最新のもので、冷暖房完備、前方の壁にはLCDの情報案内装置、テーブルにはコンセントもあります。乗降ドア開閉時にJR西日本仕様のチャイムも鳴ります。レトロな雰囲気と最新技術とのギャップが面白いです。
感染症対策の透明アクリル板に自分の顔が映り込むのが少々気になりましたが… 固定されていたため一人利用だからといって倒したりはできず。
駅ホームでSLやまぐち弁当を売っていたので購入(写真は後ほど掲載)。
車内で出発を待つ間、ふと外を見ると駅前ロータリーで防長の近鉄バス中古がぐるぐる回っていました。はるばる山口まで来て乗車しているレトロ列車の車内から、大阪で死ぬほど見慣れた色のバスを眺めるという何とも言えない気分… 私のようなバス好きならともかく、一般人はどう思うのか…
10:50新山口を出発。津和野まで約2時間の旅です。
車内放送では駅到着時刻などの通常の案内のほか、観光列車らしく沿線案内もありました。その他牽引機関車の紹介では、DD51を「デーデーゴーイチ」と読んでいるのが印象的でした(おそらく現場ではDとEの聞き間違いを防ぐためにこう言っているのでしょう)。
今回のやまぐち号、乗車前の予想ではディーゼル機関車代走の影響で空いているのかと思いましたが、意外と乗客が乗っていました。どのボックスも大体2~3人が座っており、団体客もいました。
車内はSL列車をイメージしたレトロ調ながら快適。上で書いた冷暖房完備などのほか、座席の座り心地は良く、足元も広いです。そこら辺のローカル線より快適な気がします。
昔の車両の良いとこ取りな気もしますが、仮にSL全盛期の車両をそのまま再現して冷房なし、狭苦しいボックスシートの車両にしてもそんな不快な環境を求める人はいないので、古い車両の復刻をしつつも最新技術を取り入れるというのが一番良いのでしょう。
途中の仁保駅。6分の停車時間があり乗客はホームへ出て写真撮影。
ホームには多くの人が(特に機関車の近く)。
ディーゼル機関車代走でもこれだけ沢山の一般人が写真を撮っていました(蒸気がどうディーゼルがどう、ではなく単にやまぐち号の先頭だから撮っている… のだと思いますが)。
DD51、非電化幹線における動力近代化という大きな役割を果たしながらも、蒸気機関車を引退に追いやった車両として当時のマニアからは嫌われていた車両です。全盛期を過ぎて残存する車両もごくわずかになった今、(おそらく観光列車の先頭だから撮っているとはいえ)こうして多くの人から注目を浴びているというのが印象的でした。
客車のドア付近。ドアは引戸、乗降口はステップレスです。半自動ドアボタンもあります。
正直、乗降口にステップはあっても良かったのではと思いました。旧型客車にもステップはあった訳ですし… バリアフリーの関係かと一瞬思いましたが、やまぐち号が走る山口線は気動車用の低いホームなので、車両側をステップレスにしても結局その分の段差が生じます。まぁ何か事情があるのでしょう。
乗車前に新山口で購入したSL弁当を食べます。乗っているのはSLではないですが…
お品書き(※画像クリックで拡大)。山口の食材が使われており中々美味しいです。萩や長門など、GWの旅行で聞いた地名が並んでいます。
このブログ記事編集中に写真を見返して気づきましたが、よく見ると地図から阿武町が消失してしまっています(「仙崎蒲鉾」の文字の右側あたり)。※他の市町村は全て地図上にちゃんと描かれています。
列車の中で食べる弁当は良いですね… 食事を食べながら何も考えずに外の景色をぼんやりと眺めていると、普段のことを忘れてリラックスできます。
走行中の列車内はエンジン音など聞こえず静かで、レールの音だけが聞こえます。この静粛性は動力源と居住スペースが離れている客車列車の長所です。
車窓からの景色。のどかな田園風景です。
車内ではSLアテンダントが乗客へのおもてなし(声かけ)、津和野の観光パンフレットの配布などをして下さいました。
機関車次位の客車の展望デッキは安全のため立ち入り禁止でした。走行する機関車を間近で見られると思っていたので残念(ちなみに最後尾の展望デッキは、往路の場合グリーン車となるため普通車の乗客は立ち入りができません)。
地福駅に停車。
(※1,2枚目 画像クリックで拡大)
14分の停車時間があり、撮影会状態です。(構内踏切から)停車中列車の真正面の写真を撮ることもできます(※車内放送でその旨の案内あり)。
機関車の細部を観察。
ボンネット付近。
台車周り。
軸重軽減(+軸重調整機能)の中間台車。
再び駅を出発。
沿線の景色。石州瓦の民家と黄色いガードレールが山口らしいです。
島根県に入り、石州瓦の民家が立ち並ぶ津和野の市街地が眼下に見えます。
新山口出発から2時間8分、12:58に津和野着。
到着後、編成(機関車+客車)は一旦益田方へ移動した後に推進運転で駅舎横の線路へ。その後機関車は切り離されて構内を移動。
発進時、機関車からはディーゼルカーとは比べ物にならない大きなエンジン音が聞こえました。
このDD51はボンネット継ぎ目のパッキン(?)が黒色で、この間購入したTOMIXの1000番台(米子運転所)と同様のタイプです。模型は黒のパッキンがやたらと目立っていて実物はどうなのか気になっていたので、確認できるチャンスです。
→ここに記載していた内容はTOMIX DD51のレビュー記事へ移行しました。以下のリンク先の一番下をご覧下さい。
津和野到着後
津和野駅。駅舎は工事中でした。
ちなみに津和野町は島根県です。旅行の直前まで「山口線」「やまぐち号」のイメージから山口県だと勘違いしていました。
駅前に保存されているD51。今回は蒸気機関車に乗れていないのでこれを観察することにします。
D51 194号機。山口線で走っていた車両らしいです。やまぐち号のC57と同様の形状の集煙装置が付いています。ナンバープレートの緑色の意味は分からず。
蒸気機関車というと以前、某Nゲージ蒸機レビューサイトで「日本の蒸気機関車は基本的に左右動輪のロッドの位相が右側90°先行になっている」というのを見ました。
本当にそうなっているのか? 実際に確認。
右側側面(画像右が進行方向前方→)。
見る角度が違いますが、反対側に回って左側側面。
確かに、右側90°先行になっています。
津和野駅前を通る防長バス。萩~津和野を結ぶ路線バスで、両所の観光名所のイラストが描かれています。この車両はGWの萩旅行でも見たばかりです(記事に写真は載せていませんでしたが)。なんか同じような場所ばかりに来ている気がします。
津和野の街を歩きました。
水路の鯉。口開くとこんな顔なのか…
津和野大橋北側のスクランブル交差点。
横断歩道のメロディが「通りゃんせ」でした。普段は「カッコー」「ピヨピヨ」しか聞くことが無いので、アニメぐらいでしか聞かない通りゃんせは貴重な気がしました。
動画↓
そういえば1ヶ月ほど前にやまぐち号で津和野行ったとき
— ボソタソアメ (@bontan_ame6858) 2022年6月24日
ある横断歩道で通りゃんせが流れてたんだよな
横断歩道のメロディといえばカッコーピヨピヨが殆どで、通りゃんせなんてアニメの中ぐらいでしか聞くことがないから中々貴重に感じた pic.twitter.com/5wWmFVqwGB
その後乗りバス。
予め調べていた時刻を元に津和野町営バスに乗りました。
来たのはハイエース。車体に思いっきり「スクールバス」と書かれており、これで良いのか?と不安になりましたが、前面ガラス内に行先の書かれた紙があったので自分の乗るバスだと分かりました。
乗ってみた印象は、バスというより「予め運行時刻の決まった少し大きめのタクシー」という感じでした。
バスの外観。白ナンバーで、車体に「有償運送車両…(以下略)」と書かれたマグネットが貼られていました。 いわゆる80条バスでしょう。
時刻や経路などを予め入念に調べておかないとスムーズに乗るのは難しそうで(今回乗っていないがデマンド路線もあり)、地元住民向けという感じがしました。
この他石見交通のバスにも乗る予定でしたが、津和野駅の石見交通バス乗り場の位置が分からず、そうこうするうちに(本数の少ない)バスが通り過ぎてしまったため結局乗車はできず。
今のところ津和野では市街地を歩いて鯉を見たぐらいなので、何かしらの観光施設へ行くことに。
津和野町郷土館を見学しました。津和野の歴史を伝える様々な資料・展示物がありました。
途中見かけた防長バスの津和野センター・津和野駐在。津和野センターはバスコレ21弾の防長バスの行先ですね。
復路 やまぐち号
津和野駅へ戻りました。
停車中のやまぐち号、駅名標など。
写真右奥が新山口側。よく見ると機関車の向きが変わっています。
往路の津和野行きはキャブの塞がれた窓が進行方向左側(新山口での写真参照)、
復路の新山口行きも同じく塞がれた窓が進行方向左側です(写真は右側ですがこちら側に塞がれていない窓がある点から)。
おそらく転車台で方向転換したものと思われます。
ディーゼル機関車で方向転換する必要があるのか?という点ですが、(ここからは私の予想) 蒸気機関車でなくてもあくまで転車台は通常通り動かして動作確認をしているのでしょう。機械って定期的に動かしておかないと調子が悪くなりますからね…
15:45津和野発。出発時は汽笛の音がよく聞こえます。
往路と比べて車内は空いていて、空席のボックスもありました。この日は土曜日だったので、観光客の多くは往路のやまぐち号に乗車してその日は津和野で1泊するんでしょうか。
復路は写真撮影ができる長時間停車も無いので、どちらかというとこの列車は往路がメインという印象がありました。
展望デッキへ。復路は普通車が最後尾なので誰でも立ち入りができます。良い眺めです。なんか長時間占領してそうな感じの人もいましたが…
ブレてますが… 3号車のSL展示。
SL展示コーナーの近くに売店もあります。お土産に石炭わっふるを購入(※写真は帰宅後に撮影)。味は普通のワッフルとあまり変わらない、食べやすい感じでした。
各車両に設置されている洗面台。痰壷まで再現されています。
篠目駅にある給水塔と腕木式信号機。使っていない信号機を何の使用停止表示もなしに線路脇に立てて良いのか?と思ったり。
沿線の車窓。
津和野出発から1時間45分、17:30に新山口着。
到着後、機関車は切り離されて移動。オタクばかり写っていますが…
これにてやまぐち号の乗車は終了。ディーゼル機関車牽引の列車に乗ることができ、機関車を間近で見ることもできました。
ところでふと思いましたが、新山口って結構大きな駅ですね。地方都市の新幹線駅で「新○○」と付く駅は「新」の付かない○○駅よりも規模が小さいことが多いですが(新倉敷、新岩国、新下関など)、新山口は山口と同等かそれよりも賑わっている印象です。
新山口で防長バスに
せっかく山口へ来たので防長バスに乗車。この人また防長バス乗ってるよ…
元々の予定では、復路のやまぐち号での新山口到着後、30分程度の接続で帰りの新幹線に乗るつもりでしたが、往復の新幹線代がそれなりに掛かっているのにすぐ帰るのも勿体ないなぁと思い、遅めの新幹線に変更したものです。
県庁前行きに乗車。夕刻だからかバス乗り場にバス待ちの乗客の姿は少なく閑散としていました。
車両は防長プロパーのレインボーⅡ。新塗装は斜めのパターンの模様に BOCHO BUS のロゴが恰好良いです。
本当は終点の県庁前まで乗りたかったんですが、時間の関係で途中のバス停まで。
維新公園前で下車。反対方向のバスで新山口へ戻ります。
バス停。黄色いガードレールに中国地方で見かけるタイプの標柱… いかにも山口という感じです。
新山口行きのバスに乗車。これも防長プロパーのレインボーHR。
終点の新山口駅到着前には「終点、○○駅前、到着です。ありがとうございました。」という防長バス独特の放送が流れます(これが聞きたかった)。
新山口下車後に撮影(乗ったのは一番右の車両)。ちなみに近鉄バス中古のブルーリボンシティは主に秋芳洞行きの路線に入っているようです。秋芳洞行きは去年乗車しました。
上から。柵が少々邪魔ですが…
駅の売店でお土産と夕食の弁当を購入。夕刻で駅弁は売り切れているのでコンビニ弁当ですが…
新幹線で大阪へ
新幹線で大阪へ戻ります。広島までこだまに乗り、そこからみずほに乗り換えです。
こだま778号広島行きに乗車。車両は700系8両編成(レールスター)。
7号車に乗車。山陽こだまで自由席を取っていてこの車両(700系8両)の場合、2+2列席の7,8号車が快適です(4~8号車が指定席だったひかり時代のままの座席配置のため)。
19:33新山口発。この時間帯のこだまだからか車内はガラガラ。
車内で夕食の弁当を食べました。
(以下2枚は広島下車後に撮影)
この車両に乗ると、昔ひかりレールスターとして走っていた頃を思い出します。
過去のブログ記事で幾度となく触れていますが、レールスターは昔帰省でよく乗りました。指定席は2+2列、オフィスシート、サイレンスカー、コンパートメントなど、様々な設備が特徴でした。コンパートメントは家族で利用しましたが楽しかったです。
ただマイナスの記憶も結構あり、(帰省先は岡山と熊本でしたが) 岡山はともかく熊本へ行くときは、長時間乗車した上に大きな荷物を持って博多で在来線特急に乗り換えるのが結構しんどかったり(当時九州新幹線は未開業)、そもそも鉄道での新大阪~熊本は根本的に時間がかかっていたりと(そのため熊本へは飛行機利用が多かった)、そういう記憶も残っています。
(2009年の山陽新幹線の時刻表(※クリックで拡大))
しかし今になって思い出してみれば、あれも一つの時代だったんだなぁ…と思います。レールスターが山陽新幹線の看板列車として走っていた頃です。
オフィスシート(電源付き座席)… 新幹線の座席にコンセントがあるだけで凄いと言われた時代、懐かしいです。
ただ、こだまとはいえ今でもこうして普通に乗れるのは嬉しいですね。同じ700系でも16両編成は引退した訳ですし。
という風に、こだまに乗って昔のことをふと思い出しました。
20:18広島着。みずほ612号に乗り換え。
20:27広島発。
…乗ったは良いですが、座った指定席には前の客が残したであろうゴミがあちこち残っていました。こういうのは気分が悪いですね。
これから長時間乗車する場所がこれでは流石に不快なので、ゴミを取って(もちろん素手ではなくティッシュ越しに)、袋に詰め、デッキのごみ箱まで捨てに行きました。窓枠には奥までぎっしりとゴミが詰まっておりました。脳みそチンパンジーか?
気を取り直して… さくら・みずほのN700系の指定席は快適です。私個人の感想ですが、この座席は日本国内の鉄道の普通車座席の中では最高レベルではないかと思います(普通車座席という括りでのもの。グリーン車等は除く)。
2+2列の座席、温かみのある内装、窓際コンセント設置(これはN700系16両編成からですが)… レールスターの設備の多くはさくら・みずほに引き継がれて(+より進化して)おり、コンセプトは引き継がれているんだなぁ… と思います。
乗った編成はJR九州車で、車内チャイムは何かよく分からない壮大な音楽が流れていました。個人的には西日本車のいい日旅立ちの方が好きなんですが…
途中 岡山、新神戸に停車。
21:47新大阪着。
新大阪終点なので、下車時には車内写真を撮ることができました。
その後帰宅。
最後に
今回、やまぐち号にてディーゼル機関車、それもDD51牽引の列車に乗車することができました。機関車の姿、エンジンの轟音も間近で見る(聞く)ことができ満足です。
実際に乗車してみると、(単に観光列車の先頭だからだろうとはいえ)ディーゼル機関車代走であっても一般人が記念写真を撮ったりと注目を浴びているのが印象的でした。
ただやはり、今度は蒸気機関車牽引のやまぐち号にも乗りたいと思います。願わくばC57 1号機の復帰も期待したいところです。
ところでここ最近私はやたらと山口に行っています。防長バスの旧塗装、懐かしい色の近鉄バス中古、石州瓦の民家、黄色いガードレール… 故郷でも何でもないのに何故か行きたくなります。
追記: やまぐち号は8月もDL代走となるそうです。特に8/6,7はDE10の重連で運行するとのこと。行こうかどうか迷っています。