青リボン6858のブログ

鉄道、バス その他

2024.03 山口(3日目)

2024年3月の山口旅行の3日目です。この日は下関へ行き観光をしました。

1日目↓
bontan6858.hatenablog.com

2日目↓
bontan6858.hatenablog.com

 

3日目 3/17(日)

前日から新山口のホテルに泊まっています。

この日は7時過ぎに起床。


朝食バイキングへ。ホテルアルファーワンは(2日目で触れた通り)最近のビジネスホテルではやや珍しい朝食別料金ですが、内容はそれなりに充実しています。


新山口駅から見たホテル

ホテルをチェックアウトし、山陽本線で下関へ。外は小雨が降っています。

 

下関へ

山陽本線 下関行き
新山口8:52 → 下関10:03
乗車車両:  モハ114-3508

山陽本線に乗車。115系3500番台。

クロスシートの空きがなかったためロングシートに。海沿いを走る訳ではなく天気も微妙なので、これで良いでしょう。

1日目にも乗車しましたが115系3500番台は貴重な元117系の生き残りなので、走行音と元117系の乗り心地を楽しむことにします。

8:52に新山口を出発。


市街地を抜けた後の車窓は田園風景で、石州瓦の民家、黄色いガードレール、緑の田畑が見えます。天気が悪いですが…

途中でクロスシートが空けば移動しようと思いましたが、空くことは無く…  下関は山口県最大の都市なので、おそらく途中駅から下関へ向かうために乗車してくる人が多いのでしょう。

乗車していると、雨で車輪が空転したのか、暴走族がアクセルをベタ踏みしたかのような有り得ないモーター音が聞こえました。大丈夫なのか…?

 

山陽本線 接近メロディについて>

山口県内での山陽本線の接近メロディというと、広島地区標準の爽やかな音楽が思い浮かびます。
ただここ最近は別のメロディに変更されつつあります。今回の旅行時に確認したものを載せておきます。
※2024年3月時点でのものです。広島地区標準メロディが流れる駅は更に減っている可能性があります。

光:   米子地区タイプ(※以下 米子と記載)
下松:   (不明)
櫛ヶ浜:   米子
徳山(1,4番線※):   広島地区標準
※3番線は別のメロディ(2023年4月確認)。 また徳山駅では到着メロディとして "ぞうさん"、"1年生になったら" が流れます。

南陽:  広島地区標準
福川:  (不明)
戸田:  広島地区標準
富海:  (不明)
防府防府おどり(ご当地メロディ)
大道:  米子
四辻:  広島地区標準
新山口:  広島地区 新メロディ(2023年4月時点で既に変更)

嘉川:   (不明)
本由良:   広島地区標準
厚東:   米子
宇部:   (不明)
小野田:   広島地区標準
厚狭:   (不明)
埴生:   米子

(小月〜新下関間:   不明)

幡生:   広島地区標準
下関:   下関駅オリジナル? メロディ

※各接近メロディの詳細については、"駅名+接近メロディ" で検索すると鉄道ファンが動画サイトにUPしている動画が出てくると思うので、それを確認してください(投げやり)。

 


新山口から約1時間10分で10:03に下関到着。外は雨が降っています。

 

海峡ゆめタワー

下関駅のコインロッカーに荷物を預け、まずは海峡ゆめタワーに。ゆめタワーは2年前の旅行でも行きました。

入館券を購入し、エレベーターで展望台へ。


下関市街地と、右奥に関門海峡関門橋


関門海峡、対岸正面は門司港地区


下関駅周辺

あいにくの天気ですが、下関市街地や関門海峡関門橋、そしてその向こうには門司港が見えます。

ゆめタワーを後にし、下関駅へ戻ります。この後は唐戸市場へ行く予定でしたが、あまりお腹が空いていなかったので予定を変更し、関門トンネル人道へ向かうことにしました。

 

関門トンネル人道

関門トンネル人道までは距離があるため、バス(サンデン交通)に乗車します。

サンデン交通下関市に本社を置くバス会社です。元々は山陽電気軌道(※兵庫県山陽電気鉄道とは無関係)として路面電車を運行していました。


サンデン交通は初めて利用します。来たのは元都営のエルガ(ブルリⅡ?)ノンステップ(下関230あ5297)。座席にはみんくるのイラストがあります。

11:42下関駅発。


約15分で御裳川(みもすそがわ)バス停に到着、ここで下車(※上に写っているのはバス停上屋)

関門トンネル人道へ。画像では分かりにくいですが、対岸の九州はすぐ近くに見えています。


関門トンネル人道入口の建物


エレベーター

まずはエレベーターで地下へ向かい、そこからトンネルを歩きます。

関門トンネル人道の通行料は、歩行者については無料です(※2024年3月時点)。

エレベーターを降りたトンネルスタート地点でスタンプを押しました。専用の台紙と半円形のスタンプが下関側と門司側に設置されており、トンネルを歩き両地点のスタンプを押すと円形になります。
スタンプを押した台紙を指定された観光案内所へ持っていくと、"関門トンネルTOPPA! 記念証" を受け取ることができます。


トンネルスタート地点。ここから九州方面へと歩きます。


トンネルを歩いていきます。壁面には魚のイラストなどが描かれていて、歩行者が飽きないようになっています。

中国人、韓国人観光客を多く見かけました。


有名な山口・福岡県境の路面表示。



引き続きトンネルを歩いていきます。


徒歩約20分で九州側へ到達(双方のエレベーター~地上の時間は除く)。

公式ホームページでは所要時間約15分とありましたが、県境地点で立ち止まって路面表示の撮影をする(記念撮影する人を待つ)ことを考えると、もう少し余裕を持った方が良いかもしれません。



スタンプを押し、エレベーターで地上へ出ました。対岸には先ほどの本州が見えます。


関門海峡。天気が悪いですが…

ここからは徒歩で関門海峡めかり駅へ移動し、そこから観光トロッコ列車(平成筑豊鉄道 門司港レトロ観光線、通称: 北九州銀行レトロライン)で門司港へと向かいます。


海沿いの道を歩いていきます。時折、関門海峡を通る船の “ボーッ” という汽笛が聞こえ、映画のワンシーンのような味のある雰囲気がしました。関門海峡は狭いため、注意喚起のために汽笛を鳴らしているそうです(海峡ゆめタワーでの説明パネルより)。



※2枚目 画像クリックで拡大
徒歩約15分で関門海峡めかり駅へ。近くの公園には関門トンネルを走行した電気機関車EF30形と、同時代に活躍した客車が保存されています。旅行後の5月にこの客車を改装したカフェがオープンしておりSNS上で少し荒れていますが、あまり深入りはしないでおきます。


平成筑豊鉄道 北九州銀行レトロライン

関門海峡めかり13:00→九州鉄道記念館13:10
乗車車両:  トラ702


北九州銀行レトロライントロッコ列車 “潮風号” に乗車。

客車は2両で、その前後に小型ディーゼル機関車が付くプッシュプルスタイルです。"トラ" なので、貨車を改造した車両なのでしょう。
→後で調べたところ、元は国鉄の貨車を改造したもので、島原鉄道トロッコ列車で使われていたそうです。


客車内は木製のボックスシートで、小さなテーブルがあります。開閉式の窓ガラスがあるので雨でも安心です。

13:00に関門海峡めかり駅を出発。トロッコ列車はゆっくりと門司港方面へ走っていきます。車内はここまでと同様に中国人、韓国人観光客が多く乗車しています。


トンネル内では車内の天井に魚のイラストが映し出されました。


途中の車窓(手前に写る銀色の棒は車両の窓の転落防止バー)。


めかり駅から10分で、13:10に九州鉄道記念館駅に到着。JR門司港の最寄り駅です。


2020年12月撮影
門司港は数年前(2020年)にも来たことがありますが、レトロな街並みが広がっています。


※画像クリックで拡大
今回門司港で見かけた西鉄バス北九州の車。下関市の広告ラッピング車両です。

(九州の)門司港を走るバスに(山口県)下関市のラッピングが行われているという点が、門司と下関の繋がりの深さを感じさせます。

門司港からはJRで下関へ戻ります。下関へはフェリーもありますが、鉄道に乗りたかったのと、天気が悪く景色が期待できなかったためJR利用にしました。

鹿児島本線 区間快速 羽犬塚行き
門司港13:24 → 門司13:31
乗車車両:  クハ810-1510


門司港名駅舎。



数年前にも利用した門司港頭端式ホームから、鹿児島本線の電車へ。門司港駅前やホームにはコスプレ姿の人がいました。何かイベントでもあったんでしょうか…?

13:24門司港発。

2駅、7分で門司着。ここで下関行きに乗り換えます。

山陽本線 下関行き
門司13:43 → 下関13:49
乗車車両:  モハ415-1516


下関行きに乗車。関門トンネルは以前夜行列車で通ったことがありますが、昼間時間帯では初めての通過です。

13:43門司発。


出発後、車内の照明が一部を残してしばらく消灯しました。門司駅の下関寄りに交直デッドセクションがあるので、その切り替えで惰性走行をするのでしょう。


その後照明が点灯。モーター音が聞こえ、スピードを上げてから関門トンネルへ。

門司から6分で13:49下関着。

下関へ戻ったのでここからは唐戸市場へ。予定変更などにより時間の余裕が無くなってきたため、帰りの新幹線の予約変更も考えつつ向かいます。

 

唐戸市場へ


再びサンデン交通に乗車。唐戸へ行くバスは本数が多いので困ることはありません。

車両はまたも元都営バス、ただし先ほどとは異なり富士重製(+日産ディーゼル)です(下関230あ5226)

14:00下関駅発。

10分弱乗車し唐戸バス停で下車、唐戸市場へ。



唐戸市場は新鮮な魚を使った寿司が売られていて、多くの客で賑わっています。やはり中国人、韓国人観光客を多く見かけます。おそらく地理的な結びつきが強いのでしょう。


ふぐを含めたパック寿司を買ってみました。

ただ食べる場所がありません。晴れていれば屋外のベンチで食べられるのでしょうが、今日は雨が降っています。他の多くの客と同様に立って食べました。


せっかく唐戸市場へ来たので、その後2パック目を購入。途中で休憩所を見つけたためそこで食べました(椅子は無いがテーブルはあり)

地域の名産品を食べるという旅行らしいことができました。ただ雨のため、屋外のベンチで海を見ながらゆったり食べる... ということができなかったのが残念です。

時刻は15時過ぎ、お腹を満たしたところで下関駅へ戻ります。

再び唐戸バス停からサンデン交通に。現行のLV/KV290系、写真は撮り損ね(下関230あ5267)

下関駅到着後、スマホで帰りの新幹線の予約変更をしました(スマートEX利用)。予定よりも1本遅い列車に変更。普通車指定席の空きが無かったため、空席のあったグリーン車に。
新幹線のグリーン車は初めて利用します。多少出費が嵩みますが、中々乗ることは無いので良いでしょう。

ただこの予約変更は元々の列車の乗車時刻10分ほど前に行ったためギリギリになりました(危うく予約が無効になるところに)。いくら変更が自由とはいえ注意する必要があります。


その後、下関駅の観光案内所で "関門TOPPA! 記念証" を受け取りました。お土産を買い、コインロッカーから荷物を取り出します。


ホームへ上がるとちょうど瑞風が到着していました。

 

大阪へ

山陽本線新下関へ向かい、そこから新幹線で大阪へ戻ります。

山陽本線 岩国行き
下関16:08 → 新下関16:17
乗車車両:  モハ115-3514


山陽本線新下関へ。115系3500番台。短距離のためロングシートに。

16:08下関発。


2駅、10分弱で16:17新下関着。

新幹線 さくら562号 新大阪行き
新下関16:47 → 新大阪18:59
乗車車両:  766-8006



さくらに乗車。新下関に停車するタイプです。途中停車駅は徳山、広島、福山、岡山、新神戸

車両は九州車。今回の旅行は行きも帰りも九州車です。さくら・みずほのN700系の中では少数派のはずですが… こんなこともあるんですね…
個人的には西日本車で流れるいい日旅立ちのチャイムが聞けず少々残念。

16:47新下関発。


※新大阪到着後に撮影

新幹線のグリーン車は(前述の通り)初めて利用しますが、座席の座り心地が良く、シートピッチも広めです。読書灯、フットレスト、レッグレストもあり、内装はカーペット敷きであるなど落ち着いた雰囲気でした。

それに加えて車内も静かなので、(さくら・みずほの普通車指定席が2+2列であることを考慮しても)利用する価値はあると思います。


景色は石州瓦の民家が広がる田園風景です。天気は曇り空ですが…


1日目、2日目で行った徳山。ビルが立ち並ぶ都会の印象です。大都会徳山

途中、下関駅で予め購入していたフィナンシェを食べました。特にお腹が空いていた訳ではありませんが、列車内で何かを食べると何となく "旅行" という気分になります。

 


新下関から2時間10分ほどで、18:59に新大阪に到着。グリーン車は快適でした。

その後帰宅。

 

ということで

今回は、2024年3月末で撤退する(した)光のJRバスの乗り納めをしに山口へ向かいました。その他徳山、防府防長バス乗車をし、下関では観光をするなど充実した旅行になりました。

とはいえ徳山周辺の防長バスで乗車できていない路線や車両はまだあります。光市の路線も4月の防長バス引き継ぎ後は(当然ながら)未乗車です。ただここ最近山口へは頻繁に行っており、他にも行きたい場所が多数あるので他の地方が先になると思います(→5月のGWでは熊本へ行きました)

また今回の旅行から一眼カメラを使い始めましたが、シャッタースピードを調整できるおかげで電車やバスの行先表示が綺麗に撮影でき、(シャッタースピード自動では周囲が暗い→SSが長くなりブレやすかった)夕方・夜間もブレることがなく撮影ができました。新しいカメラを購入したのは本当に良かったと思います。