5月のGWに2泊3日で旅行へ行ったので、その記録を。
山陰本線全線乗車をし、その途中で萩へ寄り一泊しました。
1日目 5/01(日)
朝に自宅を出発。新大阪まで行きそこからJRで京都へ。
新大阪7:49発の新快速 湖西線経由敦賀行き。見慣れたJR京都線の風景です。ただ天気が悪い…
8:14京都着。到着した2番線にはいつの間にかロープ式のホームドアが付いていました。
切符の関係で一旦改札を出て再び入場。嵯峨野線(山陰本線)ホームへ。
京都→福知山 特急はしだて1号
乗車車両: クモハ287-6
まずは特急はしだて1号に福知山まで乗車します。(この旅行では普通列車の乗車を基本としつつ、所々特急も使います)
列車は はしだて1号天橋立行きと、まいづる1号東舞鶴行きを併結。
8:38京都発。山陰本線全線乗車の旅のスタートです。
保津川と、渓谷を抜けた後の田園風景。それにしても酷い天気ですな… 関西を出たら晴れになると予め分かっていたのでさほど気にしませんでしたが…
約1時間15分後、9:54に福知山着。ここで下車。
福知山→城崎温泉 普通列車
乗車車両: クモハ112-5309
ここから城崎温泉行きの普通列車に。緑色の113系。2両編成のワンマン。あまり下調べをしておらず気動車が来ると思っていたので少し驚き。そういえば城崎温泉までは電化されてましたね…
都会の人間なので慣れていないボックスシートは座りづらい…
10:12福知山発。
車窓はごく普通の田園風景です。
途中トンネルがありますが、スマホは圏外になり使えません。これでふと思い出しましたが、昔は列車に乗っていてトンネル内で携帯電話が使えないのは当たり前だったなぁ…と。
途中の駅で全但バスが見え、但馬地方に来ている感じがしました。
1時間20分後の11:32に城崎温泉着。改札内から駅前を見ると観光地という感じがしました(当たり前)。今回は素通りですが…
約25分の乗り換え時間の後、鳥取行きの普通列車に乗車。キハ40系の2両ワンマン。首都圏色です。
ボックスシートに座りましたが、窓際の足元に配管が通っているのでかなり邪魔。(キハ40系は今まで何度も乗車していますが、)何とかならないのかこれ…
11:56城崎温泉発。車内放送(自動)やエンジン音などは、今まで乗車したことのある西のキハ40系と全く同じなので何となく安心感があります。
城崎温泉を出ると、沿線には赤褐色の瓦屋根(石州瓦)の民家がぽつぽつと見え、山陰という感じがしました。海沿いの景色が綺麗です。
余部橋梁も通過。橋の上からは綺麗な景色。ただこの橋は車内からの眺めというより、走行する列車を沿線から見る方が良いかもしれません。
餘部駅のホームには多くの観光客が。列車に乗ってくるのかと思ったらそうではなく… 後の列車に乗るのかもしれませんし、そもそも鉄道利用なのかどうかも分かりません。
車両は最初にも書いた通りキハ40系の首都圏色。綺麗に塗装されていますが、僕はJRの地域色の方が好きでした。首都圏色は国鉄時代を知る人にとっては嬉しいのでしょうが、JRカラーに馴染みのある僕からすると少し残念に思います(塗装の簡略化のための単色化なので仕方ないですが)。
車内。横の人フリーダムすぎるやろ… 車内は空いているので問題ないと思いますが…
13:54鳥取着。立派な高架駅です。
約2時間の乗車はあっという間でした。
左から、因美線の普通列車、乗車した山陰本線の普通列車、特急スーパーいなばです。肝心の乗車した列車が隠れてますが…
鳥取駅で昼食を摂ります。改札内にはろくに売店が無かったので、途中下車で改札外へ。そば屋(砂丘そば)があったのでそこへ行きました。
ここからは米子行きの普通列車に乗車。ヨンマル(キハ40)が来るかと思っていたらキハ126系でした。2両編成のワンマンです。
キハ126系は自治体の補助を受けた山陰地区の高速化事業で導入された車両ですね。この車両は初めて乗車します。
車内は(今まで乗車した列車と比べれば)やや混雑していて、ボックス1区画に1-2人が座っていてロングシートもそれなりに埋まり、立ち客もいます。既に人がいるボックスに着席。
14:41鳥取発。米子到着は約3時間後の17:33です。「これから3時間か… きっつ…」と思いながらスタート。
JR型の車両ですが車内はボックスシート主体。内装は暖色系で暖かみがあります。JR型とあって(+高速化事業で地上設備の状態が良く)、走行スピードは速いです。
車内が混んでいたのは最初だけで、数駅過ぎると空いてきました。
普通列車なので、駅では行き違いや通過待ちでしばらく停車します。
場所によっては反対方向の普通列車の行き違い+上下各1本ずつの特急の通過待ちで(計3本の列車を待つ) 22分停車するところもありました。ダイヤ構成等の事情があるんでしょうが、駅間のスピードが速くてもこんなに長時間停まっていると鉄道から客が逃げていきそうな気が…
列車内最後尾より。いかにも一線スルー化しましたという感じの配線(由良駅にて)
沿線はごく普通の田園風景ですが、時折風車が見えました。鉄道ジャーナル(4月20日発売の6月号)の山陰本線の記事でも同様の内容が載っていましたが、山陰の海沿いは風力発電に向いているのでしょう。
車窓左手。大山でしょうか… 雲に隠れてよく見えず…
時間が進むにつれ日が傾き、夕刻という雰囲気に。
鳥取出発から約3時間後、17:33に米子着。鳥取出発時点では各駅停車にこれほど長時間乗るのはしんどいと思いましたが、実際に乗ってみると3時間はあっという間でした。列車の旅は楽しいですね。
米子駅で留置されていた車両達。(※クリックで拡大)
米子駅ホームで。手前から、ここまで乗ったキハ126の普通列車、これから乗るキハ40の普通列車、キハ187の特急(この日乗車はしていない)。
ここからは出雲市行きの普通列車に乗車。キハ40系の2両ワンマン。乗車した車両はロングシート増設車でした(ボックスは4区画のみ)。車内は空いていて、ボックスに着席。
17:45米子発。米子出発後の線路は複線で、枕木はPC製(この後出雲市まで複線区間と単線区間が途切れ途切れで続く)。特急も多数走る区間で地上設備がしっかりしているのか、キハ40系でもスピードを出して走行していました。
夕日と宍道湖の景色。この区間は去年8月の旅行でやくもに乗車した時にも通りましたが、その時は曇りで天候が悪く微妙な景色だったため、今回綺麗な景色を見ることができて満足。
ブレブレですが… 途中何度かやくもとすれ違い。
出雲市の1つ手前の直江では、(対向の普通列車の他に)上りサンライズとすれ違い。サンライズの姿は印象に残りますね。去年末に乗りましたがまた乗りたい…
列車内にて、夕食を摂る予定の出雲そば(出雲市駅コンコースにあるそば屋)のHPを確認しました。営業時間は19時まで… 列車の到着は19時過ぎなので間に合いません。去年夏の旅行時にここで割子そばを食べていて、美味しかったので今回再び食べたいと思っていたため残念です。(仮にここで夕食を摂っていたら昼も晩もそばになりますが…)
1時間20分乗車し、19:05に出雲市着。外は暗くなりかけています。今日の旅はここで終了。
この日宿泊する、駅から徒歩数分のビジネスホテル(アルファーワン出雲)に向かいチェックイン。駅のコンビニで夕食と翌朝の朝食を調達。
今日一日列車に乗っていると、沿線で手を振っている小さな子供連れを何度も見かけました。特急などではない普通列車に手を振っているのが印象的でした。
翌朝が早いのでこの日は23時頃就寝。2日目に続きます。
<メモ>
2023.03.18 本文編集(見やすくするため改行部の行間を広げた)