去年の年末に東京(というか首都圏)に旅行に行きました。
その振り返りです。まずは現地到着まで。
12/25(土) 夜
自宅で夕食を食べシャワーを浴び、東京へ向けて出発。
20時過ぎ、新大阪駅 新幹線のりば。
ここから「ひかりレールスター」に乗り西へ向かいます。目的地は東京です。
旅行の行程としては、ひかりレールスター593号で岡山まで向かい、そこから東京行きのサンライズに乗ります。というのも、
・サンライズに大阪から乗ると乗車時間が短く物足りない感じがする
・山陽新幹線で夜間にしかない下りのひかりレールスターに乗りたい
この2つを合わせた結果です。
ちなみに記事を書いている2022年1月時点でひかりレールスターは下りが夜1本と上りが朝2本ありますが、旅行の計画を立てて切符を取った後に、今回乗る下りの2022年春改正での運転取り止めが発表されました。そのため図らずとも現行ダイヤでは最後の下りの乗車になりました。
20:27、新大阪を出発。「いい日旅立ち」のメロディのあと、「今日もJR西日本をご利用下さいましてありがとうございます。この電車は『ひかりレールスター』博多行きです」と車内放送。
レールスターというと(山口旅行の記事でも触れましたが)帰省でよく乗りました。のぞみと大差ない所要時間で指定席は2+2列。オフィスシート(コンセント付き座席で当時はまだ珍しかった)やサイレンスカー、コンパートメントなど多彩な設備が特徴でした。まぁ子供心には白い車体に青い帯の車両の方がいかにも新幹線という感じで、むしろそっちに乗りたかったんですが…
ただ利用機会が圧倒的に多かったのはレールスターですね。今にして思えば懐かしいです。コンパートメントも家族で利用しましたが楽しかったです。
車内は結構人が乗っていて、通路側も知らない人が座ってきました。新幹線の車内で乗客がビニール袋をガサガサする音は久しぶりに聞きました。人出が戻ってきていますね。
車内放送にて、指定席が満席である旨の案内もありました。
岡山までの停車駅は新神戸、西明石、姫路です。通過駅は相生のみ (ちなみに岡山から先の停車駅は福山、三原、東広島、広島、徳山、新山口、新下関、小倉。多すぎ…)。
姫路では通過待ちで約10分停車。ホームに出て写真を撮ります。
「ひかり・博多」の行先表示と "Rail Star" のロゴ。ここだけ見ると2000年代ですね。
そしてホームの電光掲示板も。姫路駅の電光掲示板はフルカラーでない3色LEDで、レールスターにはこちらのほうが似合います(レールスターが主力で活躍していた頃、駅の電光掲示板でフルカラーはあまりなかった)
20:35に岡山到着。新大阪出発から1時間越えで、全盛期には考えられなかったダイヤです。
とりあえず駅前に出ます。特にすることはないですが…
クリスマス(12/25夜)だからか若者が沢山いました。
駅前広場。クリスマスのイルミネーションで派手に照らされた真ん中に桃太郎。なんだこれ…
再び駅へ。電光掲示板にサンライズの文字。岡山駅コンコースの大きな電光掲示板はターミナル駅という感じがします。(※クリックで拡大)
山陽本線ホームへ。22:23ごろ、先にサンライズ瀬戸が入線。その後出雲が来て連結作業をし、22:34に出発します。ギャラリーが沢山いました(ぱっと見50人かそれ以上)。そんなに人気なのか…
連結作業を見たあと乗車。シングルの上段です。階段を上って狭い通路を進み、予約した部屋番号の個室に入ります。
岡山を定刻の22:34から数分遅れで出発。
車内放送が流れる…はずでしたが、車内チャイムが流れた後「しんだいとっ…(ブツ切り) Thank you very much for...」といきなり英語に切り替わりました。その後日本語のアナウンスは肉声含めてなし。車内放送を聞きたかったんですが残念ですね(そもそも本来あるはずの放送が無いってどうなのか…)。
それはさておき、寝台車の個室は自分だけの空間で横になってリラックスできるのが良いですね。乗り込んで部屋に入った瞬間そう思いました。
車内は木目調の温かみのある内装で快適です。
個室内にはコンセントがあります。今となっては当たり前の設備ですが、サンライズの登場時期(1998年)を考えるとよく付けてくれたと思います。
車窓からの景色は… 都会ではないので明かりは少なく夜景はあまり見えません。それでも室内の照明を消して暗くすると、山陽本線沿いの景色(といっても普通の田舎の風景)が見えます。時折踏切の赤い光が通り過ぎていきます。
普段の電車と違い車内放送が全く流れない車内で「ガタンゴトン…」というレールの音がひたすら聞こえ続けるのが寝台列車らしい雰囲気です。
ところで今回の乗車では、車内改札がありませんでした。今や寝台列車でも車内改札を省略する時代なんですね。
明石を過ぎたあたりでライトアップされた明石海峡大橋が見えました。夜の明石海峡大橋といえばかなり昔に寝台特急「なは」号の車内から見た記憶があります(小学5年生の頃初めて乗った寝台列車です)。
0時31分、見慣れた大阪駅に到着。真夜中で人はほとんどいません。
そして高校1年まで住んでいた地元・茨木の通過を見届け、京都あたりで就寝。
翌朝
何度か目が覚め、6時半頃起床。外の景色を見ると神奈川県内を走行中でした。目が覚めたときに窓から外を見て、沿線の建物の看板などから「今どこを走っているんだろう?」と考えるのは寝台列車の楽しみの1つですね。
並走する電車は緑+オレンジの帯の東海道線の車両です。首都圏に来たという感じがします。
冬なので外はやや薄暗いです。
6:45に横浜を出ると、次は終点の東京です。朝起きてから東京着まではあっという間でした。
新幹線が並走し、東京モノレールの高架が見えました。
7:08、定刻に東京着。大幅なダイヤ乱れなど無く無事に到着しました。
しかしまぁ…自分で変な行程にしておいて何ですが、岡山までの新幹線代がそれなりにかかりました。次乗るときはシンプルに大阪からの乗車にしようと思います。
ここから先は現地1日目の記事(これから書く)に続きます。
1日目の記事を書きました↓