青リボン6858のブログ

鉄道、バス その他

2024.08 鳥取(1日目)

お盆休みに1泊2日で鳥取へ行ったので、その記録です。

1日目 8/10(土)

今回は岡山まで新幹線を利用し、そこから津山線因美線を乗り継いで鳥取へ向かいます。

夕方に自宅を出発、新大阪から新幹線に乗車します。


岡山へ

新大阪から岡山まで、臨時ひかりレールスターに乗車します。今回の旅行の最大の目的です。



700系8両編成の外観、車内(※それぞれ2022年4月、2021年8月撮影)

ひかりレールスターといえば、かつての山陽新幹線の看板列車です。(これまでの記事で何度も触れていますが、)小さい頃帰省でよく利用しました。

のぞみと大差ない所要時間、2+2列の指定席、コンセント付き座席やコンパートメント、サイレンスカーなどの多彩な設備が特徴でした。

ただ九州新幹線の全線開業以降はさくらに置き換えられ、2024年現在 "ひかり" 運用は早朝上り1本のみとなりました(ひかり590号、新下関発岡山行き)。それも停車駅がかなり多く、昔のレールスターのイメージとは程遠いものです。

レールスターに使用されていた700系8両編成も殆どがこだま運用となっています。

なお2021年12月の旅行で、当時運行されていた下りへの乗車をしています(→この列車は2022年3月改正で廃止)。

そんな中2024年の夏、7月13日と8月9,10日の計3日のみ、700系8両編成による臨時ひかりレールスターが運行されました。

この列車は停車駅の少ない速達タイプで通過待ちも一切なく、全盛期のひかりレールスターを思い出させるようなダイヤのため、今回乗車することにしました。

(2024.10.04補足)
今回の臨時ひかりレールスターは3日とも、夕方に新大阪を出発する下り1本のみが設定されました。このため今回の旅行は通常の朝出発とは異なり、夕方に大阪を出て西へ向かう行程となりました。

 

新幹線 ひかりレールスター699号 博多行き
新大阪17:36(定刻17:14)→岡山18:27頃(定刻17:59)
乗車車両:  727-7106



"ひかりレールスター" の表示を出す電光掲示

新大阪駅へ。お盆のため駅には多くの人がいました。

東海道新幹線南海トラフ臨時情報での徐行により遅れており、その影響で山陽新幹線にも遅れが発生していました。

ホームでは "ひかりレールスター" の電光掲示板表示を撮るマニアを何人も見かけました。


17:25頃、乗車するひかりレールスターが入線。

乗車して出発を待ちます。車内は多くの乗客で賑わっていて、隣の通路側も人が座ってきました。現在700系レールスターが主に使われるこだまはガラガラなので、多くの乗客が乗っているのは昔を思い出します

新大阪を約20分遅れで17:36に出発。

車内放送は肉声、チャイム(いい日旅立ち)はなし。(7月13日に運行された臨時ひかりレールスターでもチャイムは無かったらしく予め予想はしていましたが、)チャイムが無いのは少々残念でした。


※画像は2021年8月撮影

今回は最前列席を予約しているので、早速コンセントで携帯を充電しました。

ひかりレールスターの700系8両編成では、5~8号車の最前列席に大型テーブルとコンセントを備え、ビジネス向けにパソコンが使えることを売りにした "オフィスシート" が設定されました。

レールスターの売りの一つであり、昔は新幹線の座席でコンセント付きというのが珍しく、図鑑で見て印象に残っていたのを覚えています。画期的で時代を先取りしていたと思います。

"モバイル用" ではなく "パソコン用" と書かれているのが登場時期(スマートフォン普及前)を感じます。


車内前方の壁を見ると、山陽新幹線全通50周年の広告がありました。歴代車両を線状のラインで表したイラストの中には、0系、100系などの他に500系や700系レールスターもあります。

この列車が山陽新幹線の看板列車だった頃を思い出しました。


途中の景色

岡山までの途中停車駅は新神戸のみ。"新神戸を出ると次は岡山" という放送を聞くと、かつての速いレールスターを思い出します。

 


新大阪から約50分、18:27頃岡山に到着(定刻からは約30分遅れ)

下車後、車両の行先表示( "ひかり" 表示)を撮ろうとしましたが、側面行先表示が消灯していたため撮影はできず。少々残念でした。

代わりに電光掲示板と合わせて撮影しました。ただ電光掲示板のLEDが切れました。SSは1/160に下げたんですが…  停車時間が僅かなため撮り直しはできず。


今回の臨時列車、車内チャイムが無く行先表示等の写真も殆ど撮れませんでしたが、多くの人が乗車して賑わう車内、新大阪から岡山までの停車駅が新神戸のみという速達ダイヤは、まさに全盛期のひかりレールスターを思い出させるものでした。乗車できて良かったと思いました。

 

津山へ

岡山で津山線に乗り換え。亡き祖母が津山線沿線在住だったため、よく利用した路線です。

見慣れた岡山駅の乗り換え改札を通り、大規模駅の賑わいから離れた9番乗り場へ。


津山線内は法界院(岡山の1駅先)までしかICカードが使えません。

(2024.10.04追記)
2024年9月21日より、津山線津山駅でもICカードが利用可能となりました。

津山線 津山行き
岡山18:57 → 津山20:30
乗車車両:  キハ40-2093



津山線に乗車。新幹線の遅れの影響で、当初の予定より1本遅い列車に。津山線は快速も運行されていますが、今回は各駅停車利用です。

列車はキハ40形の2両編成。車内はそれなりに乗客がいて、ボックスシートの向かいは初老の夫婦が相席。国鉄車両のボックスシートは人が多いとやや窮屈になります。車内放送は聞き慣れた自動音声です。

18:57に岡山を出発。

遅い時間なので出発してしばらく経つと外はだんだんと暗くなりました。走行中、木の枝が車両にバチバチ、ローカル線でよくある光景です。所々携帯が圏外になりました。


建部駅。開業時からの歴史ある駅舎が使われています。

ところで今回乗車した津山線、列車はワンマンで(これは昔から変わらない)、全駅において全てのドアが開きます。 "運賃・切符は駅の集札箱へ" という車内放送もありました。津山線は殆どが無人駅ですが、この方法で運賃はきちんと回収できているのか疑問に感じます。


対向列車と行き違い。

向かいの夫婦は途中の駅で下車。夜のためだんだんと車内は空いてきました。

 



岡山から約1時間30分で、20:30に終点津山到着。



バリアフリー対応のため、ホームには跨線橋とエレベーターが整備されていました(※工事中の様子(2022年10月の旅行))。


その代わり、改札と各ホームを結んでいた地下道は閉鎖されていました。小さい頃から何度も利用した地下道、非常に寂しく思いました(仕方ないですが)。

今日は津山で一泊します。駅のコンビニで明日の朝食を買い、宿泊するホテルへ向かいます。

 

ホテルへ

宿泊するホテルアルファーワン津山へ。津山のアルファーワンは以前の旅行(2020年)でも利用したことがあります。まぁ津山駅前でビジネスホテルというとチェーン系ではこことルートインぐらいしか無いんですが…


他のアルファーワンと同様、エントランスの丸いガラスの扉が特徴です。1階の床が入口より低い謎構造も共通です。

※ホテルアルファーワンの特徴については2024年3月の山口旅行でも触れています(記事下の方)。


エレベーター内の館内案内。1階にはフロントの他、レストランのトマト&オニオンがあります。2~10階が客室(9,10階は大浴場あり)。


今回宿泊した津山はルームキーが昭和のような雰囲気でした。

夕食はホテル1階のレストラン "トマト&オニオン" で摂りました。店内は夜のため空いていて過ごしやすい印象でした。


タブレット端末で注文する方式です。


ハンバーグを食べました。中々美味しかったです。

翌日が早いので、この日は0:00頃就寝。
2日目に続きます。
bontan6858.hatenablog.com

<メモ>
2024.10.04  臨時ひかりレールスターについて、夕方のみの設定だったことを補足。津山線津山駅ICカードが利用可能となった点を追記。